2015年12月1日火曜日

螺鈿デザイン復活!新オプション『螺鈿”KumitateK”』について

今年の4月に受注を一旦停止しておりました螺鈿によるフェイスプレートデザイン。
この度新サービスとして復活いたします。

Special Design Service 『螺鈿”KumitateK”』

オーダーページはこちら。

螺鈿モザイク・紫、白、金

螺鈿を用いたスペシャルデザインを、フェイスプレートに施します。
貝の持つ複雑な表情が、世界でただひとつ、お客様専用のイヤホンであるカスタムIEMを演出します。

螺鈿・灰

螺鈿・青

螺鈿・白

オプション価格は¥50,000から。デザインによって追加料金の発生がございます。
なお、オプションを選択いただけるのは弊社オリジナルのIEMのみになります。
チューニングサービスや、ユニバーサルIEMでは選択いただけません。

すべての工程を、弊社代表が担当

カスタムIEMの製作は、 1.耳型の加工 → 2.シェルのメイキング → 3.実装作業 → 4.デザイン作成 → 5.最終表面処理
という流れになっておりますが、そのすべての工程を弊社代表が担当いたします。
配線材の切り出しや、半田付け等カスタムIEMを製作するすべての作業を一人で行います。
そのため、毎月の受注数を5名様までとさせていただきました。
今の自分の実力をすべて注いで最高のクオリティでお届けする、そんなコンセプトのサービスです。

螺鈿・赤
螺鈿・黄
螺鈿・炎

ケーブルなどのアクセサリも特別仕様

デザインだけではなく、付属するケーブルやケースなども、従来のサービスとは違い
特製の物になっています。

・しなやかで細い、4芯ケーブル(MMCX、2ピンが選択可能)が付属。Lichtよりも一回り細いケーブルになります。
4芯ケーブル。コネクタだけでなく、プラグ部もご希望の仕様に変更可能。
・マカロンケースのほか、ペリカンケースが付属。
・ケーブルクリップ、クリーニングクロスなどのメンテナンスキットをご用意。
・その他、梱包ケース等も特別仕様。


作例にない特別デザインも対応

螺鈿のデザインに限らず、くみたてLabのデザインはお客様の要望を取り入れて、
徐々に洗練されたものに成長していきました。
これからも進化するために、作例にない特注のデザインもこのサービスで対応します。

螺鈿・サクラ

彗星・紫

コスモ03

特注デザインを頼まれる場合、以下の点にご留意いただけますと幸いです。

1.製作者の想像の余地を残したご依頼が、すばらしい作品へとつながります。
完成品のイメージがある場合は、漠然としたものでも良いのでお伝えください。
ただ、個人的には詳細な指示よりも漠然とした指示のほうが、作品の完成度が上がる気がします。
どうか、私の想像の余地を残した指示をいただけますと幸いです。

2.他社メーカーの作例と同じ様に、というご依頼はお受けできません。 
シェルカラーの指定は写真等でご指示いただいても対応可能ですが、デザインに関しまして
「他のメーカー品のこの写真のように作ってください」というご依頼にはお答えできません。私は製作者の方に敬意を払っており、その人にしか作れないものであると考えているからです。私が写真のように作ったとしても、それはコピー品でしかありません。


以上となります。
休止から8ヶ月、新しくスタートさせていただくサービスですが、
よろしくお願いいたします!

2015年11月2日月曜日

TOKYO DESIGN WEEK 参加中!

10/30~11/2で開催中(後期)のTOKYO DESIGN WEEK、くみたてLabも参加中です!
毎度ながらの準備不足でブースの展示も日を追って揃ってくる感じでしたが、
三日目にしてなんとか体裁が整いました(笑

おかげさまでIEMのデザイン、好評いただいているのですが、
ここで過去の作例を見れるリンク的な記事を載せておきます。

螺鈿のオーダーがえらいことになった件

http://diy-ciem.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html
螺鈿の作例がたくさん載っています。

螺鈿特殊オプションの新作例公開

http://diy-ciem.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html
特殊螺鈿オプション、と呼ばれるデザインのまとめ。

螺鈿作例大公開!

http://diy-ciem.blogspot.jp/2014/08/blog-post_15.html
螺鈿のデザインを始めた頃の記事。プロのカメラマンの方にとってもらった写真が何点かあります。


以上をごらんください。
なお、螺鈿のオプションは現在停止中ですが、近日中に受注に関して
告知がありますので、引き続きご注目ください。
よろしくお願いします!

2015年10月23日金曜日

秋のヘッドホン祭 2015 会場での販売について

最近家にPepper君が来まして、ロボットと会話しながら「未来を感じる・・・」なんて言っていたら
すっかりお知らせを忘れていました、ごめんなさい。北杜うまし こと山崎です。

明日10月24日から中野で始まるフジヤエービックさん主催のヘッドホン祭に、くみたてLabも出展させていただきます!
場所は中野サンプラザ 14F、エレベーターを降りてそのまま直進するとくみたてLabブースです(ここまでは確認)

さて今回も会場では弊社カスタムIEMをご注文いただけます。
前回まではKL-REFのみの取り扱いでしたが、今回から機種が増えました!
ラインナップはKL-アカラ(Stage、Listening、2014)、KL-サンカKL-カノンKL-REFの6機種です。
カノンとREFはそれぞれスイッチ・ボリュームのオプションもあります
ちなみに、会場での注文も『KL-Licht + AK100IIプレゼントキャンペーン』の対象です!
ヘッドホン祭会場でのご注文の場合、耳型の採取(こちらも会場でOK!)が無料になりますので是非ご利用下さいませっ


駆け足でご紹介してきましたが、つい先ほどまで色々と仕込んでいました。イベント恒例です。
で、祭直前まで作っていたものがコチラ

カーボン・グリーン
全部新しいフェイスプレートオプションです。(写真は随時追加予定)
まだまだ製造に手間がかかってしまうため受注開始は先になりますが、ヘッドホン祭会場でご注文頂いた方のみ先行で受付させていただきます!
その他にも、弊社代表渾身のフェイスプレートを用意してますので、ぜひ見に来て下さい!


さて最後になりましたが、会場の物販ブースにてオプションケーブルKL-Lichtの販売があります。
黒Licht MMCX-AK2.5mmPlug仕様
通常のクリアカラーに加えて(少数ですが;;)黒バージョンも用意してみました!
線材は同じものを使用していますが、IEMのカラーやお好みに合わせてお選びください。


ではでは、土日は中野サンプラザでお待ちしてます~

2015年10月10日土曜日

ブログ52万アクセス記念!? 『KL-Licht + AK100II』プレゼントキャンペーン!

「1ヵ月で1000くらいアクセスあればなぁ」と思ってはじめた当ブログ、おかげ様で
52万アクセスを超えておりました!いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、52万アクセスを記念いたしまして、以下のキャンペーンを行いたいと思います。

「KL-Licht + AK100II」プレゼントキャンペーン!

 以下の期間中に弊社のオリジナルIEMをご購入いただいた方にKL-LichtとAK100IIが当たります!応募条件ですが、


・10/22~10/29にオリジナルIEM(下記参照)をご注文いただいたお客様
・「KL-REF」、「KL-サンカ」、「KL-カノン」、「KL-アカラ2014」をご注文の方に限ります。


となります。チューニングサービスは対象外なのでご注意ください!

プレゼント内容ですが、

A賞(1名様)
KL-Licht + Astell&Kern「AK100II」 1台

B賞(3名様)
KL-Licht 1本 (プラグ仕様は当選後、ご希望の仕様に仕上げます。)


 


C賞(3名様)
KL-黒Licht 1本(プラグ仕様は当選後、ご希望の仕様に仕上げます。)



となります。
A賞が当たれば一気にポータブルオーディオ環境が整うチャンスですので、ぜひこの機会をお見逃しなく!


よろしくお願いします!

2015年10月5日月曜日

秋のヘッドホン祭&TOKYO DESIGN WEEK に参加します!

夏の暑さも落ち着きだいぶ過ぎすごしやすい季節となってきましたが、そう!この季節はオーディオファンの熱気高まるあのイベントが!

『秋のヘッドホン祭2015』 10/24、10/25開催

今年もくみたてLabとして参加します!
開催日まで3週間を切り、戦々恐々としておりますが何とか間に合わせますよ(汗

ちなみに去年の様子。圧倒的にTシャツがダサい(確信)
春の祭りでは、KL-REFのお披露目がありました。早いものでもうあれから5ヶ月ですか(遠い目
ヘッドホン祭に向け、何点かお知らせしたいことがありますが、詳細は別の記事にて。
随時Blogを更新しますので、ご注目よろしくお願いいたします!


さて、例年はヘッドホン祭が終わると年末年始を迎えるだけなんですが、
今年はまた別のイベントに参加しようと思います。

『TOKYO DESIGN WEEK 2015』 10/30~11/3開催

 


初めてオーディオ分野以外のイベントに参加してみます!
いつも皆様にウェルカムな雰囲気で迎えられ、楽しくイベントに参加させてもらってますが、
自分たちを全く知らないような人たちにはどうやって受け止められるのか?
それを体感すべく、デザインウィークに参加してみようと思います。

「あんなダサいTシャツ(前画像参照)をデザインするようなやつが大丈夫か?」という一抹の不安が
頭をよぎりますが、そこは武者修行ということで・・・まぁ単純に楽しんできます!w

ちなみに私たちが参加するのは「Cleative Life展」という企業による展示コーナーで、
参加企業は120社以上だとか。さまざまなジャンルの企業が参加してますね。
参加企業一覧はこちら。

来場にはチケット(有料)が必要ですが、招待チケットが何枚かありますので
興味がおありの方はお声掛けください。

さて、しばらくは大変な時間がつづきますが(笑)、みなさん10月の後半でお会いしましょう!






2015年9月30日水曜日

10/1、TRIO抽選販売!

いよいよヘッドホン祭まで1ヶ月を切りましたが、こちらも毎度お待たせしておりますTRIOの販売が決まりました!

ご購入はコチラから!販売の詳細は記事下部に。
(今は404になっていますが、明日ログインしていただくと表示されます。)


さてさて、26日のくみたてLabミーティング@梅田にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!&お疲れ様でした!
毎度の事ながら(?)開場に間に合わず、慌てて設営&対応するという有様でしたが・・・なんとか無事終えることができました。

実はこの隣のビルだった・・・
楽しかったので、またやりたいなーと思っています。今からネタも仕込んでいきますよ。
会場の写真を載せようと携帯を開いたら、食事の写真しか無かったので割愛します。。。

今回のミーティングでも大変好評だったTRIOの販売形式は、皆様からのご意見を参考に抽選方式とさせていただきました!
抽選期間は明日(10月1日)より1週間(10月1日~10月8日)です!
明くる9日、当選した方にご連絡いたします。
もちろん付属するケーブルはLichtです。ご注文時にはプラグ側の仕様が選べます。ご検討下さいませ!


最後になりましたが、ヘッドホン祭を前に中野のフジヤエービックさんにKL-REFの試聴機を置いて頂きました!


関東では常設の試聴機がこの1台なので、お近くにお越しの際には是非試聴してみて下さい!
それではまた!



2015年9月25日金曜日

9/26、会場での販売について

イベントまでもう数時間!ってタイミングでのお知らせですが・・・
すっかりうっかり忘れていました、当日の販売についてのご案内です。笑

長らくお待たせしております(?)TRIOは、以前書いた通り先着順と抽選を混ぜた形での販売になります。
価格は¥90,000(税込み)です。

先着販売は3台まで!お支払いには現金とクレジットカードがご利用いただけますが、カードの場合は製品を後日発送いたしますのでご了承ください。

抽選販売は、当日イベント終了30分前に会場で抽選を行います。ご希望の方は会場にてお声がけ下さいませ~


更に、オプションケーブルとして用意しているLichtのストックが数本あったので、こちらも持って行こうと思います。
用意したのは MMCX-3.5mm3p、MMCX-2.5mm4p、2Pin-3.5mm3p、2Pin-2.5mm4p の4種類です!
価格はどれも¥19,800(税込み)です。
会場販売分は一部プラグ外観が異なります
大変申し訳ありませんが、こちらは現金のみの対応となります。なにとぞご了承下さい。


肝心のカスタムIEMは全機種(KAI含む)が試聴・ご注文可能です!

その場での耳型採取(無料)と合わせてご検討下さいませ!
こちらのお支払いは銀行振込・クレジットカードがご利用いただけます。


っと、駆け足でお伝えしましたが、大丈夫ですかね・・・。
会場にてお待ちしております、よろしくお願いしま~す!

9/26、大阪梅田 くみたてLabミーティング開催!

先日のフジヤエービックさん店頭での試聴会、お越し頂きありがとうございました!
先行販売のケーブルも好評だったようでホッとしています(笑)

さて同日(29日)大阪では賑やかなイベントがあったようですね・・・?
自分が最後にお邪魔したのは14年の4月だったのでうらやましいのなんの。
そんな中、大阪のユーザーさんから「KL-REF聴きたい!」なんて言ってもらえたので、大阪にお邪魔しようとと思います。

くみたてLab ミーティングin大阪
9月26日(土) 13時~17時
場所は梅田のハービス貸会議室 6F 1号室


全機種の試聴はもちろん、なんと神戸のみなと補聴器さんのご協力で、会場での耳型採取も可能になりました!
なお、当日ご注文頂ければ耳型代は不要です。
ミーティングって?試聴会じゃないの?
いやいや「試聴だけじゃつまんないよね」って事でミーティングなんです。
当日は会場限定での販売もあるっぽい(絶賛製作中)ので、決まり次第更新します。
よろしくお願いします!

2015年9月10日木曜日

9/26、ミーティング続報!

これでもか!って程の雨で私は濡れ鼠ならぬ濡れ狸になりましたが、皆さんは大丈夫だったでしょうか。
さて来る9/26のくみたてLabミーティング(名前長いな・・・)、その会場限定での販売品のご案内です。

カスタムIEM製作の合間にせっせと作っていた『TRIO』 こちらを会場で販売しようと思います!



付属のケーブルは先日の試聴会で先行販売したLichtの3.5mmステレオミニプラグ版です。
関東のイベントでの販売が多いので、中々足を運べなかった方は是非ご検討ください!

ただ、今回の販売は3台と数が少ないので、従来通りの先着順ではなくご希望の方から抽選という形も検討しています。販売方法は決まり次第、改めてお知らせしますね。

せっかく大阪行くのでもうちょっとTRIO持って行きます!ってことで少し増えて5台用意出来ました。
それでも少ないのはお許し下さいっ
販売方法は3台が先着順、残る2台は抽選という形を取りたいと思います。
売れ残った分はそのうちwebから買えるようになるんじゃないかしら・・・?(9/24追記)

ではでは、よろしくお願いします!

2015年8月28日金曜日

8/29、フジヤエービック Part3 店頭試聴会開催!

暑い夏から一転、秋のような涼しさになり「秋って言えばヘッドホン祭そろそろじゃん」なんて思い出して慌てて準備を始めました。
お久しぶりです、北杜うまし こと山崎です。

さて来る8/29に、またまたフジヤエービックさんの店頭をお借りして「くみたてLab 試聴会」を開催します!

イベント概要
フジヤエービックさんのBlog記事

くみたてLabの全製品の試聴機を持って行きますので、是非お越しくださいませ。

なお、KL-REFに関しては店頭でのオーダー(先着5台まで)が可能です!
しかもご厚意で耳型採取会(こちらは要予約)も同時開催なので、その場で耳型採取からオーダーまでワンストップなのです。

さらに今回、オプションとして用意する(であろう)ケーブルとちょっと長い純正ケーブルの先行販売を実施します!
まずはオプションケーブル、銀メッキ撚線を使用した約120cmのケーブルです。
コネクタはMMCX・2pinの2種類を用意しました。

プラグ部分はそれぞれ3.5mm3極と2.5mm4極を用意しました。
MMCX-3.5mm3極
MMCX-2.5mm4極

2pin-3.5mm3極
2pin-2.5mm4極
コネクタ・プラグ違いで4種類の展開です。3.5mm3極が各3本、2.5mm4極は各2本ずつ用意しました。
肝心の価格ですが、先行販売ということで¥18,000となります。

で、こちらが通常よりちょっと長めの約160cmの純正ケーブルです。こちらはMMCXのみです。
MMCX-3.5mm3極

リュックや肩掛けカパンに音楽プレーヤーを入れてお使いの方にお勧めの長さになっています!
長さ以外はカスタムに付属のケーブルと一緒です。予備用にいかがでしょう?
価格は¥6,980です、ご検討下さいませ。


ではでは、こんな感じでお待ちしてます、よろしくお願いします!

2015年7月9日木曜日

7/11、ポタ研に参加します! ~ポタ「研」っつってんだろ~

梅雨が明けると夏本番となりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて来る7/11 、毎年恒例 『ポタ研 2015夏』 にくみたてLabも参加します!

・イベント概要はこちら。おなじみ中野サンプラザでの開催です。
・配置図。今年から11階になったのですね。左サイド、入ってすぐの場所がくみたてLab。

KL-REFやTRIOなど、最近話題の新機種からKL-サンカ、KL-カノンなど人気機種も視聴可能ですよ!
ぜひくみたてLab ブースに遊びに来てください!


で本稿を終わるものいいんですけどね、いやさ、このイベントポータブルオーディオ『研究会』
なわけですよ。ヘッドホン祭と同じ内容で展示してもしょうがないわけじゃないですか。

ということで、こんな出し物を企画してみました。


『低域大研究』
場所はくみたてLabブースではなく、サウンドポーションさんのブースを半分間借りします。
ちょうど二年前のポタ研でもサウンドポーションさんのブースを間借りして自作IEMのCI+EDコンペを
しましたが、今回も同じような感じで原点回帰。

KL-REFの開発でひとつ大きな議題になったのが低域の量感でした。
低域の量感は、個人の音の好みが大きく反映される要素であることは間違いありません。
ただ単純に多ければ良いのか?多いとしたら各帯域がどのようなバランスを保っていればいいのか?

今回の大研究会では、4~6種類の異なった低域特性を持つ試作機を持ち込み、皆さんの評価を仰ごうというもの。主に100Hz~500Hzの周波数帯において、それぞれが異なるキャラクターを持っています。

お手持ちの機器で、異なるキャラクターのイヤホンたちを聞き比べてみてください!


さらに、ヘッドホン祭で「会場で注文できないの?インプレ採取会で採ったインプレ使えないの?」
とのお声がけを多くいただきました。
そこで、今回のポタ研では先着5名様限定で、会場でのオーダーができます!
会場限定のFPオプションも登場!?

どんなFPかは会場でのお楽しみ!


それでは、イベント間近の告知になってしまい申しわけありませんが(汗
よろしくお願いいたします!




2015年6月29日月曜日

7/1、TRIO販売再開決定!&新サイトOPEN

お待たせ?しました、TRIOですが7/1に販売再開が決定しました!


今回の販売は以下のくみたてLab・新サイトから。こちらは6/30の12:00よりオープンです。
http://www.kumitatelab.com/

なお原材料費の高騰、またケーブルの品質向上のため自社内製ケーブルに変更しました結果、
販売価格¥90000(税込)と価格改定させていただきます。あらかじめご了承ください。
今回も少量での販売となってしまいますが、今後も生産を続けて行きますので
引き続きのご注目をお願いいたします。

新サイトトップページの様子。

新サイトですが、製品の購入には会員登録が必要です。
お手数ですが登録をお願いいたします。

さて、ポタ研(7/11)も近づいてきました。
そちらの情報も随時アップしていきます!

それでは。



2015年6月21日日曜日

6/27、フジヤエービック Part3 店頭試聴会開催!

ヘッドホン祭からはや1ヶ月、そろそろポタ研の足音が聞こえてきましたが、
来る6/27に、フジヤエービック様の店頭で「くみたてLab 試聴会」を開催します!


6/27(土)13:00~18:00開催です。予約は不要なので、お時間のある方は店頭に行けば試聴可能です。

・イベント概要
・フジヤ様ブログ記事はこちら!


ヘッドホン祭アワードで銀賞を受賞させていただいた『KL-REF』や、いまだ根強い人気のある『TRIO』 が試聴可能です。その他、既存製品ももって行きますので、ぜひこの機会にお試しください。




くみたてLab、店頭試聴会は始めての経験ですので至らぬ点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします!

2015年5月11日月曜日

くみたてLab、ハイブリッドIEM 『KL-REF』 を発売します!

惜しまれつつディスコンとなった問屋DD-KAI。その流れを引き継いだ新作の
ハイブリッドIEMが完成しました。



KL-REF
・3BA-2DD Hybrid IEM

中高域を担当する3つのBAドライバと、低域を担当する2つのダイナミックドライバを搭載しています。
低域をコントロールするボリュームもオプションとして用意しました。


 また、ダイナミックドライバを水平に対向させて配置し、そのためのハウジングを3Dプリンタで出力しています。ハウジングはTRIOで筐体設計をしてもらった「Mr.X」にお願いしました。

モデル名『KL-REF』の由来ですが、REFはReferenceの略です。これはくみたてLabが音作りをする時に、あるいは全モデルのなかでの基準を設けるためのものとして、「Reference」と定義しました。
このIEMを基準に、「より低域の強いモデルがKL-サンカ」など、お客様に製品を紹介する際の説明をしていきたいと思います。

また、低域の量感は特に聴く人によって好みが別れるところです。
製品を使っていく上で、ご自身の「Reference」を設定できるように、低域の調節機構を搭載しました。

音の傾向は、低域を絞った状態では高域の繊細な質感が目立つ音になっています。低域を最大にした状態では、ダイナミックドライバのもつ量感ある低域が主張しながらも、全体としては音場が広く中~高域の質感を失わないようなバランスに設定しています。「低域が強い=ハイブリッド」という図式には収まらない仕様に今回もなっております。

低域調整のオプションを排したモデルでは、低域、中域、高域が適切にモニターできるバランスに整えています。

価格は、低域調整オプションなしが¥109800(税込). 低域調整オプション付が¥125000(税込)です。
5月16日から受注開始です。(web直販・みなと補聴器様店頭のみ)

試聴機の展示を、5/16、5/17のヘッドホン祭にて行いますので、ぜひ試聴にお越しください!




2015年5月10日日曜日

『SE530-KAI』、『TF10-KAI』・『問屋DD-KAI』セルフレビュー ~私のIEM体験の原点。~

今年もやってきました春のヘッドホン祭2015.
くみたてLabも参加しますよ!今年もよろしくお願いします。

さて、「一番フラットなのはどの機種?」「低域が強いのはどれ?」「モニタ寄りの音ってあるの?」
と弊社の製品についてお問い合わせをいただく機会が増えてきました。
そこで、ヘッドホン祭当日まで、くみたてLabの二年間で製作を続けてきた機種を振り返る、
セルフレビューを上げて行きたいと思います!


第4弾は『SE530-KAI』・『TF10-KAI』そして『問屋DD-KAI』です。

【お客様によるレビューはこちらです。】
『SE530-KAI No.1』『SE530-KAI No.2』『SE530-KAI No.3』『SE530-KAI No.4l
『TF10-KAI No.1』『TF10-KAI No.2』『TF10-KAI No.3』
『問屋-KAI No.1』『問屋DD-KAI No.2』『問屋DD-KAI No.3』 『問屋DD-KAI No.4』


くみたてLabでは、オリジナルのIEMに加え、既存のIEMからもカスタムIEMを作れます。
それが「チューニングサービス」で、ShureのSE530とUltimate EarsのTF10がチューニング可能です。また、かつては上海問屋で販売していた「DN-80499」を使った「問屋DD-KAI」なるハイブリッド機もありました。

現在でも続いているチューニングサービスはTF10-KAIとSE530-KAIですが、なぜこの2つなのかというと、私がIEMに興味を持つことになったきっかけがこの2機種だったからです。思い入れのあるこの2機種を、「こうだったらいいのになぁ」とあれこれ考えてチューニングしました。

私のIEM遍歴ですが、2008年に¥32800でTF10を買ったのがその始まりだったきがします。、「こんな凄い音を出すイヤホンがあるのか!」「高級なイヤホンの事をIEMというのか(違います)」と新しい世界が開けた事を今でも覚えています。程なくしてリケーブルというものを知り、オーグラインでケーブルをつくったのがDIY道への入り口ですね。半田ごてをはじめて握り、生意気にも銀入り半田をいきなり使ったものだから半田付けがうまくいかないこと・・・

ケーブル周りでいろいろいじっていたら、やがてカスタムIEMなる存在をしり、最終的にはUnique Melodyでリシェルに出すことになりました。私のカスタムIEMの入り口もこの機種だったのです。

さて、そんなことはさておき、 まず僕の原点といってもいいTF10を使った
TF10-KAIからレビューしましょう。


TF10-KAI
・4Driver3Way

TF10の特徴といったら、なんといっても弾むような低域とキラキラした質感の高域にあるでしょう。
また、音場も独特で、IEMとしてはびっくりの広さを持ちます。
「低域が強すぎてボワボワだよ」といった批判はありましたが、それを含めてTF10なのです。
コレだけ色がはっきりした製品ってないんじゃないかなとも思います。

ところがこのTF10、音の好みという以外に、ちょっとした問題がありました。
ネットワーク部に20Ωの抵抗が挟まっており、出力インピーダンスの高い再生機器を使うとかなり音が変わってきちゃうのです。今でこそポータブルプレイヤーは出力インピーダンスがほぼ0~数Ωの物が増えましたが、一昔前は数十Ωあるものもあり、これがネットワーク部の抵抗と合わさるとかなり大きな値の抵抗がBAドライバに直結されてることになります。

実はTF10内部のこの抵抗、コンデンサと合わせてローパスフィルタを構成しています。
ウーファーにローパスを当てて、ハイカットをしているのですが、抵抗が大きな値になると
減衰が始まる帯域がより低域よりにシフトするので、出音がガラッと変わる可能性があります。

TF10-KAIでは、まずこの問題を解決しようと設計を始めました。「KL-アカラ」の開発で
物理的なローパスフィルタの設計に成功していたので、抵抗とコンデンサによるローパスの
変わりに物理ローパスを使うことで、ネットワーク部から抵抗を取り除くことに成功しました。
これで、再生機器のインピーダンスを気にせずに使えるということです。

あとは、中域のへっこみをドライバを追加することで多少持ち上げています。これはTF10の独特な音場表現を薄めるので、好みによりますが・・・

とにかく、私のいろんな思い出が詰まったチューニングモデルが、このTF10-KAIです。

さて、話は少し戻ってTF10のリシェル・カスタムIEMを手に入れた頃。しばらくTF10で満足していたのですが、ふとした拍子にSE530という機種の存在をしりました。低域強めのTF10とは違い、どの帯域もバランスよく鳴らしつつ、程よく低域のスパイスが効いたこの機種に、すぐさま心を奪われてしまいました。イヤホンスパイラルの始まりですね。


SE530-KAI 
・6Driver2Way
・SE535、SE535-LTDからも製作可能。

気づいたらこちらも3台くらい手に入れて、こちらもUnique Melody でリシェルしてました。とにかく聴き疲れしなく、どんなジャンルもバランスよく鳴らすんですよね。

ところが、だんだん「やっぱり高域と低域がもっと欲しいな・・・」と思うようになってきました。リシェルされたSE530を観察して、「カスタムIEMってどうなってるんだろうなぁ」と考えてました。使っているうちに、2ピンがソケット内で折れる事故が発生し、そこからカスタムIEMの自作がスタートするわけです・・・。

どうにも話がそれて申し訳ありません(笑、そんなわけで、このSE530-KAIは元のSE530に
ツイーターとウーファーを足して、高域と低域を持ち上げることをチューニングの主眼にしています。また、もともとSE530についているツイーターを取り除き、歪の少ないBAドライバに交換することで、高域の質感の向上を狙っています。

設計に半年ほどかかりましたが、出音を聞いて満足しました。メリハリがきいて、聴いていて楽しい!しかしあれ、これってもしかしてTF10の音に近づいている・・・?
SE530をずっと聞いているうちに、無意識にTF10の音を欲していたのかもしれません(笑

またまた話は戻って、私が自作IEMを始めてしばらくしたころ。「1000円くらいのイヤホンがすごいいい音がする」という真偽不明の情報が出回ってきました。それが、上海問屋で販売されてた「DN-80499」こと「問屋DD」でした。 


問屋DD-KAI
・3BA+2DD Hybrid

問屋DDを初めて聴いたときは驚きましたね。「1000円そこそこのイヤホンでこんなにいい音がするのか・・・」と。同時に「1000円なら気兼ねなくパーツ取りできる!」と早速DIYの材料になりました(笑

問屋DD、低域の量感はすばらしいのですが、中高域の主張はそれなりで、特に8kHz以降は余り得意じゃないようです。ならば、ここの帯域をBAに担当させて、ハイブリッドとしたらどうか、と思いつきました。

ハイブリットのIEMとしてUlitamate Earsの 5EBという伝説?の機種があり、とにかく強烈な低域とその背後で遠慮がちになる中高域というその音が、ハイブリッドIEMの音のイメージを作りだしている状況が当時はありました。 ダイナミックドライバでしか出せない低域は魅力的なんですが、
いかんせん1kHz~2kHzあたりまでその音が主張してくると、全体的にマスクのかかった音像になってしまうと常々考えていました。  ShureのSE115とE4cで作った自作ハイブリッドIEMがあったのですが、そのハイブリッドもそんな感じの音でした。
  
そんなハイブリッドのイメージを変えるべく、ダイナミックはあくまでサブウーファー的に300Hzくらいまで鳴らせばいいかなと設計したのが問屋DD-KAIです。
音導チューブを取り付ける樹脂パーツにダイナミックドライバを貼り付け、前面の容積をほぼ0にすることで300Hz以下の帯域を綺麗に取り出せました。
音はダイナミックらしい量感のある低域を持ったドンシャリ。ただ、環境によって聴こえ方が違うのがこの問屋DDのミソで、室内などの静かな環境では鼓膜を揺さぶるようなノリのいい低域主体の音を、屋外などの騒がしい環境では、全帯域でバランスのよい音になるように狙っています。
展示会での評判は上々で、「面白いIEMだ」「すごく自然な聴こえをする」といった評価を多くいただきました。
2013年の暮れから、ひっそりと販売を開始しましたが・・・

  

この問屋DD-KAI、マニアックな人気を生み一時は1番の売れ筋になりました。去年の11月から12月はほとんど問屋DDを作ってたんじゃないかな・・・(苦笑
ただ、原材料となるDN-80499のマッチングが突然悪くなる時期があり、部品としての質が確保できなくなってきたので、泣く泣くディスコンに。

 

やはり、ダイナミックドライバが二発も詰まっているという遊び心をくすぐる構成、色物と思いきやまともな出音。この摩訶不思議なIEMですが、復活を望む声も多数いただきました。





 よし、ではこういう形で復活させましょう!


次回は、この新作のセルフレビューをします。こちらもよろしくお願いします!