2017年10月24日火曜日

11/3-4、『秋のヘッドフォン祭2017』出展のお知らせ


11月3日~4日の2日間に渡って開催される『秋のヘッドフォン祭2017』
今回もくみたてLabとしてサンカします!

会場はいつも通り中野サンプラザですが、ブースはいつもと違う場所になりました。

今回のくみたてLabブースは15Fのエトワールにあります。
ヘッドフォンアンプや据え置き系のメーカーさんが多い印象ですね。
ここならゆっくり試聴出来そう・・・?

当日は根強い人気のNEXT-5の試聴機や台数の少ないKL-REF Type-Sの試聴機も用意してお待ちしています。
その他の出展内容はまた後日お知らせします。お楽しみに!

2017年10月16日月曜日

10/21(土)、eイヤホン名古屋大須店でくみたてLab製品が試聴可能です!

来る10/21(土)、eイヤホン名古屋大須店さんで合同試聴会があるんですが、
くみたてLabも参加することになりました!

【#eイヤ名古屋大須】10月21日(土)2周年記念イベント開催~店頭大試聴会~



13:00~18:00で、くみたてLabの各製品が試聴可能です!



大須店さんでも試聴可能なKL-Lakh, KL-REFをはじめ、
試聴機の用意がないKL-REF”Type-S”や、NEXT5シリーズの試聴もできます。





また、先日発売になったオプションケーブル、「Union」と「Prime」も試聴可能です!



各種プラグ・コネクタ版をお持ちしますので、ぜひこの機会にご試聴ください。

前回の試聴会が6月中旬でしたので、ちょうど4か月ぶりの名古屋試聴会となりますね。
今回もよろしくお願いいたします!

2017年10月6日金曜日

10/10、TRIO PinkGoldを発売します

ヘッドフォン祭での展示から早数ヶ月・・・
ようやく制作が完了しまして、ついに発売となります。

TRIO PinkGold
価格:¥150,000(税込)

本体のサウンドは、従来のTRIOが持つ高域のピーキーさを落ち着かせてより聴きやすく滑らかなサウンドを目指した、TRIO Blackと同じチューニングになっています。


またPINKGOLDは本体カラーに合わせて、弊社製ケーブルのErdeが付属します。
プラグは3.5mmTRSや2.5mmTRRS等からお選び頂けます。
TRIOのアクセサリーのような外観をより一層引き立たせる同系色のケーブルで、サウンドだけでなくルックスもお楽しみ頂けると思います。

ご好評いただいておりますTRIO専用カスタムイヤピースの割引クーポンも付属しておりますので、あわせてご検討下さいませ。

発売は10月10日の18時から。
ご購入は弊社webサイトからお願いいたします。
なお、生産の都合から製作台数は10台となっております。
お求めの方はお早めに。

2017年10月4日水曜日

キャッシュバック キャンペーンのお知らせ

TRIOの弱点である装着感を改善すべく、カスタムIEMの知見を投入して生み出したカスタムイヤピースですが、発売時には想定以上のご注文をいただいておりました。
ここに来てだいぶ受注も落ち着き、TRIOユーザーの皆さまに行き渡ったかな?と思っています。

出来ることなら製造した全てのTRIOにカスタムイヤピースを取り付けたいと思っているのですが、まだカスタムイヤピースが付いていないTRIOがありました。

フジヤエービック様で販売中のTRIO Blackです。















そこでこんなキャンペーンをご用意いたしました。

TRIOカスタムイヤピース キャッシュバック キャンペーン!

フジヤエービック様でTRIO Blackをお買い上げいただき、

弊社でカスタムイヤピースをご注文いただくと、

¥10,000をキャッシュバック!

















新しいケーブルの購入資金に充てるも良し、他のイヤホンに浮気するも良し

フジヤエービック様で10月5日以降ご購入のTRIO Black(中古品は除く)が対象です。

是非この機会にTRIO Black+カスタムイヤピースをお楽しみ頂ければと思います!




こちらはもうちょっとお待ち下さいませ。。。

2017年9月29日金曜日

9/30(土)、くみたてLabミーティング@福岡赤坂を開催します(※会場変更しました)

1年ぶりに、福岡にお邪魔しますよ!!

昨年の9月に福岡天神で開催した試聴会が盛況だったので、今年もやります。
ただ福岡行きたかっただけだろとか言わないで・・・

くみたてLabミーティング@福岡赤坂

日時:9月30日() 11時~19時
場所:つなぐダイニング ZINO(色々あって会場変更になりました、ごめんなさい!)
このメトロポールという建物の3階のお店です。
今回は一日ゆったり試聴してもらおうと、お店を借り切ってしまいました。(1社なのに)
変更前の会場には係の方がいらっしゃるので、間違えて行ってしまっても安心です。


気になる出展内容ですが、カスタムIEM全ラインナップの試聴機とケーブルあるだけ全部の試聴機を持っていきます。
またカスタムIEM、ケーブルそれぞれの試作品なんかも持って行けるかもしれません(努力目標)
あとは手元にあるDAPとアンプとケーブルなんかも色々持っていきます。大荷物です。

会場では当日カスタムIEMの購入に適用出来るクーポンも配布します。「時間無いからとりあえずクーポンだけ・・・」でもOKですよ。


そしてなんと今回はかすが補聴器さんのご協力のもと、会場での耳型採取が可能です!

https://www.kasuga-hochouki2.com/

プロが採取してその場で耳型の具合を確認出来るのは心強いですね。






人気のNEXT5シリーズもなんとか在庫を確保して行こうと思います。
ご検討中の方、この機会に是非!!

また有志の方々による前夜祭もありますので、もし宜しければ是非お越し下さいませ。笑


2017年9月20日水曜日

9/20(水)、新ケーブル「Union」「Prime」を発売します

今月頭から毎週開催している試聴会、通称「お茶会」では先行して試聴機をお出ししていた新ケーブルを本日18時より発売いたします!

■新ケーブル その1 『Union』


Silver Plating OFC - OCC Hybrid Cable
¥22,000-(税込)
ご注文はこちらから

既にケーブルラインナップにあった銀メッキOFC線を使ったLichtとOCC線を使ったErde
それぞれの良さを上手く取り合わせるようなケーブルは出来ないものか・・・
そんなご意見から生まれたハイブリッドケーブルです。
+側にLichtを、-側にErdeを使用した4芯構成で、今まで通り各種プラグ・コネクタがお選びいただけます。
外装カラーはクリアを採用して、見た目と取り回しの良さを両立しました。

■新ケーブル その2 『Prime』



Custom order Tin Plated Cable
¥15,000-(税込)
ご注文はこちらから

「初めての1本として使っていただく」をコンセプトに柔軟性を高め、取り回しの良さと使い勝手にこだわって開発したケーブルです。
線材には特注の錫めっき銅線を採用、外装カラーはIEMに合わせやすいグラファイトシルバーを採用しました。
なお、弊社製品(カスタムIEM全機種)にはこの「Prime」のマットブラックカラーが標準で付属しています。
※NEXT5の発売に合わせて、付属のケーブルを順次「Prime」へ変更しておりました。
現在は全てのご注文に「Prime」が付属します。


どちらのケーブルも本日より2ヶ月間、レビューキャンペーンを実施いたします!
新ケーブルをご購入いただきレビューを投稿していただいた方に、次回以降のご注文で使える¥1,500オフのクーポンを差し上げます!(IEM付属のPrimeは対象外です)
レビューは各製品ページの「レビューを書く」よりお願い致します。
レビュー投稿後、お問い合わせページやメール等で、投稿したとご連絡下さい。
システム上レビュー投稿者とアカウントの紐付けが出来ない為、ご連絡頂かないとクーポンをお渡しすることが出来ません!

気になるサウンドはぜひ今日の「お茶会」へ足を運んで確かめてみて下さい。
試聴機を用意してお待ちしています!

2017年9月13日水曜日

あのデザインってどうオーダーすればいいの? ~くみたてLab的デザインの決定~

4月から発売しましたNEXT5シリーズ、おかげさまで好評いただいております。
オーダーされる皆様もデザインにこだわりを持つ方が多く、新しいデザインがいくつも生まれてきました。
この5か月の作例をギャラリーページにまとめました。よろしければご覧ください。


さて、くみたてLabの製品を購入検討されているお客様から、「Twitterであった色がオーダーフォームにないんだけど?」、
「このデザインはどうやったら選べるんですか?」というお問い合わせをいただくようになりました。

正直に申しますと、ものすごい勢いでカラーとデザインサンプルが増え、またデザインの選択肢が
かなりの数になってきているので、まとめきれておりません(汗

また、従来の方法(オーダーフォームに選択肢を追加していく)だと、
選択肢が多すぎて逆に選びづらいのではないか…という懸念もあります。
弊社はWebページの運営・管理も自社でやっており、なかなか「これ!」といった方法が
実現できないのですが、改良しようと検討中です。今しばらくお待ちください。

特徴的なデザインを依頼された方は、どういった方法でご注文されたのか?
何点か実例をあげますので、ご参考にどうぞ。

すべての人に共通なのは、

ご自身のもつ完成イメージを「お問い合わせフォーム」から伝える

弊社から「オーダーフォームではこのように記入して、備考欄に…」という指示をご返事。
見積もり額を合わせて提示

オーダーをいただく

オーダー受注後、さらにデザインのご相談

という形です。


また、前例がない作例は納期が2か月程度いただいております。

 

 

■ケース1. 車の装飾を元にした「グラインダ・タトゥ」



 

デザインのご相談をいただいたのは、4月末のヘッドホン祭でのことでした。
「くみたてさんでこんな感じのグラインダタトゥってできますか?」とご質問いただき、
その場で写真を見せてもらいました。

なんとなくできそうだったのでw、「いいですよ、ひとまずアルミプレートでオーダーフォームにご記入いただけますか?」とお答えし、
オーダーをいただいた後に、具体的なデザインの打ち合わせに入りました。
以下が、オーダーいただいた際の具体的な指定です。


 1. KL-SIRIUS : 95,400円 × 1 = 95,400円

 
  シェルカラー(L) : アイスブルー(Ice Blue)
  シェルカラー(R) : ライムグリーン(Lime Green)

  フェイスプレート(L) : アルミプレート(Aluminum) (+2,700円)
  フェイスプレート(R) : アルミプレート(Aluminum) (+2,700円)

  シェル内樹脂充填 : いいえ

  コネクタ : 2ピン(埋め込み)

  カナル先端着色(L) : ―
  カナル先端着色(R) : ―

  印字位置(L) : フェイスプレートサイド
  印字種類(L) : ロゴマーク(位置:センター)+Kumitate Lab(位置:サイド)
  印字カラー(L) : メタリックグリーン

  印字位置(R) : フェイスプレートサイド
  印字種類(R) : ロゴマーク(位置:センター)+Kumitate Lab(位置:サイド)
  印字カラー(R) : メタリックブルー

  備考 : グラインダータトゥー,


今回は試作で、グラインダタトゥがどれくらいの難度かわからなかったので
アルミプレート代でひとまず請け負いました。


で、やってみてわかったんですが(苦笑、ぺらぺらのアルミ板にリューターのビットで
スクラッチしていくのはなかなか難しく、いろんな作り方を試しながら完成しました。

また、オーダーの色味と近いイメージが画像検索でみつかったので、こちらから
お客様に提示して、「これで行こう」ということでまとまりました。
提示したのがこちらの画像です。


 ホワイトとグラインダータトゥの縁の黒が印象的だったので、先の作例では
グラインダータトゥの下地として、ホワイトの樹脂のフェイスプレートを挟んでいます。

試行錯誤があったので、2か月程度の納期で完成。




 Twitterでグラインダータトゥの作例を上げたところ、「これと同じで作って欲しい」、
「細部は変えて欲しい」というご希望を多数いただき、さまざまな作例が誕生しました。
ここからは、グラインダータトゥとして¥10,800(両耳)で受注しています。
追加料金は、別途お振込みかカード決済をご案内しています。





■ケース2. かき氷を表現したグラデーションシェル

 こんな感じのかき氷を表現できませんか?という一枚の画像をお客様から
お問い合わせでいただきました。

六本木にあるかき氷バー?の「yelo」さんが出している「ハイドランジア」という期間限定メニュー
だそうです。
そんなしゃれおつ(死語) な場所に行ったことはないんですが、写真からそのきれいさが
伝わってきたので、シェルカラーの特別調色として¥5,400 で請け負いました。
実際のオーダーフォームでは下記の通り。


 1. KL-CORONA : 80,800円 × 1 = 80,800円

   シェルカラー(L) : クリア(Clear)
   シェルカラー(R) : クリア(Clear)

   フェイスプレート(L) : クリア(Clear),
   フェイスプレート(R) : クリア(Clear),

   シェル内樹脂充填 : はい (+10,800円),

   コネクタ : 2ピン,

   カナル先端着色(L) : ―,
   カナル先端着色(R) : ―,

   印字位置(L) : フェイスプレートサイド,
   印字種類(L) : Kumitate Lab,
   印字カラー(L) : メタリックブルー,

   印字位置(R) : フェイスプレートサイド,
   印字種類(R) : モデル名,
   印字カラー(R) : メタリックブルー,

  備考 : ・シェルは調色オプション +5000円で。添付画像のかき氷の色を再現。



青や紫、ピンクなどのグラデーションがきれいだったのですが、いざ樹脂で表現してみると
あまりきれいにグラデーションが表現できません。
これはかき氷なんだ、という原点に戻り、シェルカラーをホワイトにして
カナル先端やヘリクス部などにグラデーションを作ってフェミニンにまとめてみました。




二号くんの机によさげな器(たぶんコンビニプリンの空き容器)があったのでそれに入れて撮影
したりしちゃってですね・・・
これも納期としては2か月かかりました。技術的に、というよりどうやってデザインとしてまとめるか、
の方が難しかったですね。

納品した翌日にモチーフとなったかき氷を食べに行きました。サイダー味に練乳がさっぱり溶けた
大人な甘さでした。美味。



 

■ケース3. 時計の装飾を参考にした下地「真鍮板」オプション

お客様ご自身が所有する時計に似せて、メタリック感を表現したMETEOのデザイン。
以下のような写真をいただきました。




オブシディアンブラックやフローズンホワイトなどの下に、色を入れるのは無料で請け負っていたんですが、その延長として、ブラックアルミの下に1mmの真鍮板を挟んでみました。

たまたま、手元に真鍮板があったので、今回は追加料金は実費負担で請け負いました。
今後は通常の真鍮板とおなじく片耳¥5,400で請け負います。

以下が実際のオーダーフォームの記載です。



1. KL-METEO : 114,400円 × 1 = 114,400円

 シェルカラー(L) : ライトスモーク(Light Smoke),
 シェルカラー(R) : クリア(Clear),

 フェイスプレート(L) : アルミプレート(Aluminum) (+2,700円),
 フェイスプレート(R) : アルミプレート(Aluminum) (+2,700円),

 コネクタ : MMCX,

 カナル先端着色(L) : ―,
 カナル先端着色(R) : ―,

 印字位置(L) : 印字無し,
 印字種類(L) : モデル名,
 印字カラー(L) : シルバー,

 印字位置(R) : 印字無し,
 印字種類(R) : ―,
 印字カラー(R) : ゴールド,

 備考 : デザインなど詳細は後ほど問い合わせフォームから相談させていただきます。






メタリック感がうまく演出できて、高級感が漂ったのではないでしょうか。
こちらは1ヶ月半程度でのお納めになりました。



■「お問い合わせ」から始まるIEMデザイン。些細なことでもぜひご質問を。

上記3作例が代表的ですが、やはりみなさん具体的な完成予想図をもっていると
こちらとしても助かります。

作例画像はTwitterでもつぶやいていますので、「この画像と同じように」「でも細部は変えて…」
というようなご提案からが、始めやすいんじゃないでしょうか。

ただし!以下のようなものはお断りする可能性があります。

・モチーフが具体的すぎるもの。(○○のキャラクター、ロゴ、社名など
・著作権をお持ちでない素材を使った製作のご相談
・あまりに複雑すぎて通常オーダーではお受けできないもの


こだわりのデザイン案がある方は、まずお問い合わせを。
よろしくお願いいたします。



2017年8月29日火曜日

9月、くみたてLab試聴『お茶会』のご案内

雨ばっかりで気温も低く、夏っぽさがない8月でしたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、Next5発売から早4か月、引き続きご好評いただいておりますが、『試聴をしたい!』
というご希望をたくさんいただいております。

Next5は弊社直売限定のため、試聴の機械は試聴機貸出サービスをご利用いただくしか
ない状況です。

そこで!Next5を含め、くみたてLabの製品をご試聴いただく機会を9月に設けてみました。
場所は秋葉原のルノアール(喫茶室 ルノアール秋葉原電気街口店)。JR秋葉原駅電気街口(UDX方面)から徒歩1分ほど。
 (↑↑グーグルストリートビューが開きます。ぐるぐる回して会場の位置を確かめてください!)


■くみたてLab お茶会@秋葉原ルノアール


場所は秋葉原のルノアール。毎週火曜日(一部水曜日)に開催します!

第一回 9/5(火) 18:30~20:30

第二回 9/12(火) 18:30~20:30

第三回 9/20(水) 18:30~20:30

第四回 9/26(火) 18:30~20:30

 

上記の日時で、銀座ルノアール秋葉原店の地下にある会議室で、試聴会をしようと思います。
おひとり様ワンドリンク制(¥540~、オーダーによります。)となりますので、ご了承ください。


■福岡試聴会開催決定!


また、9/30(土)には福岡での試聴会も開催決定!場所の選定中ですので、詳細がきまりましたら
改めてBlogで告知いたします。


そんなこんなで、9月は銀座ルノアールで紅茶でも飲みながら試聴会を開催しようと思いますが・・・
その締めくくりとして、ちょっとイギリスへ行ってきます(唐突

■The Indulgence Show


上記のイベントはイギリスのハーマスミスで行われる高級商品の展示会。
ここにくみたてLabの顔として、『螺鈿"KumitateK"』を何点か持っていきたいと思います。
こだわりのヘッドホンを作ってるKuraDaさんとの合同出展で、3日間の展示です。

ポタフェス、ヘッドホン祭以外のイベントに参加するのは、2年前のデザインウィーク以来ですが、
初の海外イベントということで、胸を借りるつもりで参加します。
おそらくはカスタムIEMという商品を見たことのないヨーロッパ圏の人たちに、自分の作ったIEMは
どう映るのか。確かめてきます。
あと、くみたてLabお茶会の締めとして、本場の紅茶も飲んできます(

それでは、9月の試聴会で会いましょう。お待ちしております!


2017年8月14日月曜日

KL-THANATOSを作ってみよう!~24ドライバIEM作成編~

夏が本番になってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
学生の皆さんは夏休みに突入して、暇を持て余している方も多いでしょう。


先のポタフェス大阪に洒落で持ち込んだKL-THANATOS、片耳24ドライバです。
THANATOS(タナトス)、それは死神…中二心をくすぐるでしょう?
時間がある方、本日はこれを作ってみましょう!

【用意するもの】

・根気、くじけない心
・洒落に7万円くらい投資する財力 (片耳なら3万5千円くらい)
・WBFK-30095 を6個 
・RAB-32063 を6個
・DTEC-30008 を6個(デュアルドライバなので、12機のBAがここでカウントされる)
・UV系の樹脂(たぶん中空で作るのは無理なので二液性硬化樹脂でも可)
・コンデンサ、抵抗、MMCXなどの各部品

特に最初の二つは重要で、ポタフェス後にいたずらに左耳のTHANATOSさんを召喚しようとしたら、
死神様の機嫌が悪かったのか、3つのWBFKが一瞬でお亡くなりになりました。



これだけで6500円くらいがパーになってます。ここで僕は心が折れました。
なので最初の2個は非常に重要なのです。

【高域用のWBFKを6個なんとかする】


もともとNEXT5シリーズを作っている副産物で生まれたTHANATOSだったので、高域用のBAはWBFKです。
最近はやりのSWFKとかだとデュアルドライバなので、6BAにしてもスパウトの数は3つ。
ですがWBFKはシングルドライバなのでスパウトは6つです。


10mm*7mm*2mm程度の樹脂片①を用意し、 6つのスパウトを受ける穴をあけます。
穴をあけたら、音導となる溝を彫り込んでいきます。6つの穴をつなげるように、
ドーナッツを思い浮かべながら彫り込みます。深さは1.5mm程度あればいいでしょう。
真ん中に明けた穴については、後程。

10mm*7mm*1mm程度の樹脂片②を用意し、上記の樹脂片に貼り付ければ(貼り付ける際は彫り込んだ面を
上にして貼り付ける。)6つのBAをまとめる音導管を構成する樹脂ユニットができます。

樹脂片②の片隅に穴をあけ、彫り込んだ音導につながるようにします。
この穴に音導チューブを接続して、WBFKの音導管のできあがり。

6つの穴にBAを固定していきますが、BAの配線は画像のようにしましょう。



なぜなら、このぱかっと空いた穴に、RAB-32063とDTEC-30000の音導管を通すからです。
何でこんなことをするかというとですね、WBFKの音導管長を短くする必要があるからです。
大体、10mm~15mm程度ですかね。

BAドライバをシェル内にいっぱいに詰め込もうとすると、 カナル部が
高域用のBAドライバで埋め尽くされてしまうことがあります。

音導管長を伸ばせば、高域用のBAユニットも、もっとスペースのある場所に収納することができます。
JH audioがやってるFreqphaseなんかは40mmくらい音導管長をとってますが、
あれは位相をそろえるほかに、実装スペースを確保する目的があるんではなかろうかとにらんでます。知らんけど。

もちろん、WBFK6個積んで、上記のような樹脂ユニットに接続し、音導管を長くすれば
わざわざWBFKの間にRABとWBFKの音導を通す必要なんてないんでしょうが、
まぁ、めちゃめちゃパクられまくってるFreqphase的なものをいまさらやるの芸がないですし、訴訟怖いですし。 


 ということでブスリ♂
RAB用の音導管とDTECの音導管は先に通しておきます。音導管の長さは実装の都合で柔軟に
変えられた方がいいので、十分に長く採っておきます(60mmくらいあれば十分でしょう。

【中域用RABの音導管を何とかする】


高域用のWBFKはなんとかなりましたが、今度は中域用のRAB×6個をなんとかしましょう。
ただ、さっきと比べてこいつらはなかなか大きい!WBFKのように前面に空間を持った
ハウジングに収めましたが、前から音導管を出そうとするとシェル内に収まりません。
そこで、KL-サンカのようにハウジングから横出しすることにしました。



ハウジングに実装して各RABを鳴らし見ると、音導から一番遠いRABの音が大きく聞こえます。
ハウジング内の空間がメガホンのような効果を持って、出口から一番遠いRABの音を増幅させているんでしょうかね。
各RABに均等に仕事をさせるにはやはり対照性を持ったハウジングを設計して、音導の位置を
対称軸上に設置すべきなんでしょうが、まぁ今回は遊びということで。
また、実際にそうしたハウジングを設計したとして、実装できるかは分かりませんしね・・・。



実装するとこんな感じ。先ほど通したRAB用の音導管をつなげます。ハウジングと音導管の間の隙間に、
WBFKとRABのネットワークを滑り込ませます。



ちなみに、各BAドライバに結線した
内部配線材は、途中でまとめています。そうしないと実装できないからです。

この辺でもまだ音が鳴る完成品になるのかまったく手ごたえがありません・・・(汗
作業時間がめちゃくちゃかかる割りに、それが一つの失敗で一瞬にして
水泡に帰す、という緊張感をもって作業をすすめましょう。

・・・なんで遊びのものにそんな緊張感を強いられなくてはいけないんですかね(半ギレ

【DTEC6個の音導を何とかする】

何とかしてばっかりじゃねーか! という皆さん。これで最後です。
THANATOS様の最大にして最も凶悪な部位、12個のBAドライバが詰まった6個のDTECユニットを何とかしましょう。



DTECはデュアルドライバで、1個につき2個のBAドライバが搭載されています。
これにより、6個のDTECを積む事で、12個のBAドライバを稼げるわけです。

昨今の12~18個の多ドライバIEMは、高域用のBAドライバを沢山積む事でドライバの数を稼いでいます。
実装的な都合としては、小さいドライバで数を稼いだほうが、実装難易度は下がるわけです。
また、各人の耳の大きさなどの差異に対応しやすいです。

ただですね、でっかいBAが一杯入ってたほうがインパクト大きくないですか?
なんかアメリカっぽくないですか??

また、NEXT5シリーズがDTECを2Wayで使ったことで、周波数特性を大きく
変えられた反面、能率が下がってしまった問題がありました。
THANATOSではDTECを6個つむことで、2Way以上の帯域分けが
できるのではないかと考え、3Wayで使おうと考えました。

上記のような(主にアメリカっぽいのではないかという)理由で、DTECを6個つむことにしました。



DTECの配線ですが、こんな感じ。3Wayということで、各帯域に2ユニットずつ使っています。
また、DTECにも前面にハウジングを被せます。RABのハウジング装着時、音導から遠い
BAドライバの音圧が大きくなっていたので、その対策としてなんとなく
音導に近いBAドライバの前面容積を拡大すべく三角柱の空間にしました。しかし、この
形状ではこの問題は解決されず。やはり左右対称、対称軸上で設置するのが正解のようですね。



あらかじめ伸ばしておいた音導管を通します。RABの音導管とあわせてこんな感じ。
車のエンジン内のような様相を呈してきましたね。



ネットワークの実装を終え、MMCXコネクタを実装しました。コネクタの収まるスペースが
ないのでちょっと飛び出ます。後でコネクタ周りの形状を整えましょう。
DTEC6個がシェルからはるか飛び出てしまうので、樹脂充填でシェルを形成していきます。
なるかどうかまったく分からないIEMのシェルに、樹脂をなみなみと流しこんでいくわけです。
ならなかったらもう二度とやらないでしょうね・・・。

【完成した24ドライバ。その音は?】

樹脂充填して、もう内部のBAドライバを取り出せなくなった24ドライバIEM、THANATOS.
その全貌はこちら。



まず、WBFKの音導管がこんな感じになってます。シェル用樹脂と同じ樹脂で音導管ハウジングを作ったので、
樹脂の透明度(屈折率)がまったく同じ。樹脂充填するとその境目が分からなくなり、
音導管の空洞だけがポッカリと開いているように見えますね。
その空洞の真ん中を、2本のチューブが通っています。これは狙い通り。
高域用BAの音導管の長さが13mm程度なので、freqphase的な処理になってません。
訴訟回避成功だね!

まぁ外耳道の第一カーブという、きゅっと細まったところにポッカリと空洞が開いてしまっているので、
強度的には弱いかもしれませんね。樹脂充填していることで多少はマシになっているかもしれませんが。



RABのハウジングは、耳のコンチャ(concha,耳甲介)の部分に収まり、外耳道とは180度違う方向を向いています。
それを、横出しした音導管で、カナル先端に向けていくわけです。音導管の長さも長いので、
その取り回しとあわせて多少の物理的なローパスがかかっているかな?
ほんとにエンジンみたいですね・・・







最後にDTEC部。ネットワークはヘリクスやらコネクタ付近やらいろんなところに
散らばってますが、何とか納まりました。

24ドライバ5WayのIEM、THANATOS.その特性はこちら。



肝心の音はというと・・・控えめに言ってクソ、それもそびえ立つほどに(

6個積んだDTECが思いのほかインピーダンスが下がり、音全体のバランスの中で
かなりの比重をしめています。
中高域については、こちらもRABの比重が大きく、WBFKが能率的にあまり仕事ができていません。

樹脂で固めるまではまともな測定ができないので、「ネットワークをあーすりゃよかったな」
的な反省も後の祭り。部品代だけで7万かけてもこういう結末が待っていました\(^○^)/
たとえ完成したとしても、製作者の心を折りに来るTHANATOS、恐ろしいね!

さて、そんなこんなで何とか片耳だけでも完成させたTHANATOS.
Freqphase的なものを使わない、中・高域に使ったBAドライバはシングルドライバ、
最も多くのBAを費やしたのは低域と、
最近の多ドライバIEMとは真逆の方向性を持ったIEMになりました。カスタムIEM
および高級ユニバーサルIEMシーンに一石(もしくは「うまのふん」)を投じる
何かになればこれ幸い。

ここまでお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m