2013年2月19日火曜日

ONKYO 『GX-70AX』 修理・・・?

全くカスタムIEM要素はありませんが、雑記帳だしね!
僕のPCスピーカーは ONKYOのGX-70AXで、かれこれ10年くらい使ってます。


2ch入力なのでパソコンとテレビの音声を一つのスピーカーで出力できます。
音もそこそこよく何の不満もありません。まぁ音楽聴くときはヘッドホンなりカスタムで
聴くので音楽用スピーカーとしてどうなのかは判りませんが。

しかし、さすがに年季が入ってきたので、イヤホンジャックの調子が悪くなってきました。
そこで、コイツを交換してやることに。


裏蓋をあけて、ステレオジャック周りの基盤を取り出します。二つのボリュームは
高域と低域の調節用で、その上に見えるのが今回交換しようと思ったステレオジャックです。


しかし、コイツが予想してた形と違う。ステレオプラグを受ける金具の後方に
なんかスイッチみたいなのがついてます。何だこれは・・・?

ポロッ

「あっ」

何かがスピーカー筐体内に落ちました。想像したくないですがたぶん
このスイッチの部品です。


コイツが二つあって、そのうちの1つが落下しました。
筐体をひっくり返して振ったりして大騒ぎしましたが、どうやっても
出てきてくれません。てかそもそもコイツはなんの部品何だ?


もともとこの位置にあったコイツが


プラグを差し込むことでこの位置に移動します。やっぱりスイッチの部品なようです。
何のスイッチ?そうか、プラグを差し込んだ時にスピーカー側の出力をオフにする
スイッチか、と気付きました。これが無いと、ヘッドホン使用時にもスピーカーから
音が出てしまいそうです。なんかマヌケだなそれは。

もう10年戦士なので引退してもらって新しいのを買おうかと思ったんですが・・・


コイツの後継機がGX-70HD. これも発売されてから6年以上たつのですが、
それでも値崩れしてませんね。ONKYOの製品は値段が下がりません。
それにしても・・・


コイツのせいで¥9000近くの出費はなぁ・・・なんか悔しい。
ということで、なんとかして直す事にしました。もう当初の修理目的とは
だいぶ変わってます。


スイッチ部を見るに、2回路2接点のスイッチなので、Mage-K用に
買ってあった小型のスライドスイッチを使います。

修理に夢中になって写真を取り忘れてましたw 申し訳ない。


ジャックがしっかりしたものになりましたが、スピーカーの出力切り替えが
手動になりましたw なんとかして自動に出来る方法知ってる方居ませんかね・・・

まぁでも、なんとなく愛着は増しました。けして¥9000をケチったわけではありません。
こういう修理の情報が増えてくると、楽しくなるかなぁとも思います。

せっかく早起きした朝がうっかりで時間を潰してしまったので、
腹いせに記事にしましたw 乱文失礼・・・

2013年2月12日火曜日

SE315修理とUE7pro調査中…あとポタ研小レポ

タイトルまたもやそのまま。
ちょっと忙しくてブログ更新できるかわからんので、ちょっと詰め込みますw


行ってきましたサンプラザ。ポタ研が2/9にココで開催されてたのです。


会場は式場控え室?ちょっと薄暗い感じでした。
いろいろ展示されてたけど、お目当ては1964Earsがあるミックスウェーブのブース。


1964-V3. やはり片方のCIセンタータップにベントが。


こちらは1964-Q. なんとCIのセンタータップ使用。おそらくハイ上がりになるので、
CIは中域担当で、38AMが低域担当みたい。


1964-V6. DTEC-31323はカタログにない型番なので、おそらく特注。
そんでもって高域はDFK. 前に作った1964-V6 imagine は全くの別物ですねw


自作勢のブース。いろんな自作IEMが所狭しと・・・


いろんなIEMを試聴するのに夢中になっていました。お声掛けしてくれた方々すみませんw
写真忘れたけど、僕的ハイブリッドIEMの大賞はvorbiserさん作のDD+ED*2でした。
メーカー製ハイブリット機は中域がやたら厚いか極端に薄いかで、あんまり好みでは無かったです。
ブログを読んでくれてる方や、自分も自作してます、という方から声をかけて貰えたのは
うれしかったですね。皆さんお疲れ様でした。コンゴトモヨロシク・・・


さて、翌日。北の大地から届いたSE315の修理をしました。
「センターピンが折れたんですが、どう修理すればいいですか?」というメールを
もらいました。SE315は前から興味のあった機種なので、修理をさせてもらうことに。


千石で買ったMMCXメスからセンターピンを取り出します。
殻割りしてコネクタを交換しようかとも思ったのですが、微妙に形が違いました。


筐体内部に接着剤がべったりなので、上手く殻割りできそうにないです。
なので、コネクタ周りに穴を空けてセンターピンの交換をすることに。


接着剤がボンドっぽい材質だったので苦労しましたが、なんとか交換してハンダづけ。
同様のトラブルを抱えてる方は、から割りより穴あけをオススメします。
コネクタ周りにUV樹脂を充填し、同時に穴を塞ぎます。
質感をそろえる為に4000番までペーパーがけして終了。


うん、良く見なければ判らないだろう。センターピンもバッチリ回復。
ちなみにフィルターはSonionの白フィルタですね。


音はカマボコ型?中域が厚く、低域はスッキリ、高域もソコソコ。
まぁ価格から考えたら悪くないです。ボーカル重視の人はぜひ。
あと、このBAドライバですが、おそらくKnowlesでもSonionでもありません。
ヤシマ電気かなぁ・・・詳しいことは調査中です。84さんすみませんw
さて、君はオーナーさんの所へおかえり。

あと最近気になってるのはUE7proです。


公式の画像や、こちらのブログの画像では、低域はCI*2になってます。
画像検索をかけると、中華系のサイトに画像が結構上がってます。


これらを見ると、どうもCI*2ではなく、UE-Lowこと2015*2だと思われます。
もともとUE7proはドラマーやベーシスト向けの低域の強いモデルだそう。
UE10proディスコンかなんかのタイミングで、CI*2に変更になったのかな?

CIと2015の見分け方ですが、半田パッドの違いと、うわ蓋の厚さ、筐体の丸みなどで
見分けます。



決定的となったのはこの画像。ネットワークもバッチリです。

これらから想像するに、UE7proはかなり低域が強い機種。低域の量を他の3ドラIEMと比べると、

UE7pro(2015*2 .ver)>>UE7pro(CI*2 .ver)≧1964-V3 > 1964-T >> UE10pro

となるでしょうか。
手元に2015(UE-LOW)が5個ほどあるので、作ろうと思えば作れます。どうしようかな・・・


これはSE315のオーナーさんから頂いた切手の裏に書いてあった言葉。
こういう心遣いはうれしいですね。どこかのお役所も見習って欲しい・・・
ブログ読者の方からのリアクションも励みになります。こちらこそ有難うございます。

2013年2月9日土曜日

くりぬきシェルの本気とポタ研参加

またもや気の利いたタイトルが思いつきませんでしたw

デブコンETの硬化剤が黄変してきたので、早く使いきろうと思って
なんとなくシリコン型にデブコンを流し込みました。


緑色に見えますが、これは硬化剤の黄変の影響です。完全硬化したら
だいぶ黄色味が薄れました。デブコンは透明度がとても高いです。
普段はフェイスプレートなどを作ってるんですが、今回はシェルも
デブコンで作ってみます。


当然、中が詰まってますから、気合でくり抜きますw
片方45分くらいですが、慣れないともっと時間は掛かります。


中身はWestone3×6を模して、3300+DTECの低域、TWFKという
6ドライバ構成にします。何気に、このブログでDTEC初登場だったり。

ところが困ったことが起きました。DTECとグループバイで購入した33A007ですが、
スパウト(BAドライバの音導孔)がドライバ中央にあります。
33A007とDTECを束ねると一つの音導チューブにおさまりません。
新調したシェルは、第2カーブ以降もかなり残したので、
ポートを3つ空ける余裕がありません。どうしたものか・・・


そこで、しかたなくイラックスチューブを使います。これは内径が1.2mmで
外径も2.0のやつかな?この2本を、ドリルで開けた1本の音導孔に詰めます。
隙間はUVレジンで埋めます。


さて、くり抜きシェルは、そのままだとリューターの切削痕で無骨なイメージの
シェルになります。まぁ手作り感があって味といえば味ですが・・・
そこで、内側にUVレジンを垂らし、切削痕を埋めて表面を整えてやります。
フェイスプレートもデブコンET。


カットして、貼り付け。この時点でこの透明度。
リューターで角を落として、磨いていきます。
デブコンシェルですが、磨いていると硬化不良と思われるスポットが出てきます。
極薄いスポットなので、ペーパー掛けでとれるのですが、
1200番くらいまで磨いたところでようやく判明、ということも多々あります。
その度に#400からやり直し。もう二度とデブコンで作らんw


磨き終わり。すっげえ透明度。満足満足。


イラックスの音導孔はこんな感じに仕上がりました。ちょっと面白い形。
で、イラックスにフィルタは詰められないので、コイツを掘り返して
フィルタを詰める必要があります。だけど汚らしくなりそうなので辞めときます。
音は・・・二の次ですw

さて、明日、というか今日の午後くらいにポタ研にお邪魔します。
持ってくIEMはこいつらだ!

UE10pro-K

1964-V3 Clone

 Westone3*6 Clone

 TF10pro-improved


こいつらをこれ見よがしに首からぶら下げてたら僕ですw
試聴も可能なので見かけたらお声掛けください。




よろしくどうぞ!