2016年3月20日日曜日

チューニングサービス変更のお知らせ

いつも弊社の製品・サービスにご注目いただきありがとうございます。

くみたてLabでは、オリジナルのカスタムIEMに加え、TF10とSE530、SE535を利用した、チューニングサービスを提供させて頂いております。

誠に勝手ながら、2016年4月より、チューニングモデルの受付数量、価格を以下のとおり変更させていただきます。

・チューニングモデル:月五名様までの数量限定受注(全てのチューニングモデルの合計個数)
・TF10-KAI  ¥55000(税込)
・SE530/535-KAI ¥65000(税込)

非常に多くのポータブルオーディオファンが所持している上記2機種を使ったこのサービスは、
カスタムIEMの世界の入り口として、大変ご好評いただきました。

しかし、元となる2機種の中古価格の高騰、販売終了から時間が経ち中古品の状態が悪くなった
こと、また為替の変動による原材料の高騰から、お客様とくみたてLab双方にとって、
以前ほど魅力的なサービスとは言えなくなってきました。

チューニングサービスでは、元となる上記2機種を作業前に一旦検査し、BAドライバに異常が
あった場合、ご注文をキャンセルし返金処理となります。

昨年の中頃より、異常品の割合が増え、中古市場に出回っているこれらの機種の状態が
悪くなっているのでは?と思うようになりました。

その一方で、中古価格が高騰し、TF10KAIですと、本体価格を合わせて7万〜8万円、
SE530KAIで8万〜9万と、トータルコスト的には高い部類のサービスになるという
いびつな状況がうまれました。

また、比較的安価でご提供してきましたこのサービスですが、弊社としては通常のカスタムIEM
を作るのと変わらない手間がかかり、更に現物の検査を加えると、作業工程がひとつ多いほどでした。
更に円安状況も加わり、BAドライバの価格を考えると、受注すればするだけ厳しくなる状況です。
一体どれくらいの価格ならペイできるのか?と原価計算をしたところ、
TF10-KAIで¥75,000 、SE530/535-KAIで¥92,000 という価格が出てきました。
これではさすがに魅力的なサービスとはいえません。

ただ、私自身、この二つの機種がカスタムIEMの世界に踏み入れるきっかけだったので、
皆さんにも同じようにカスタムの世界の入り口になってほしい、ということで価格を少しだけ上げさせてもらい、
更に受注数を限定させていただくことで、製造コストの増大を抑えつつ継続させていただく判断となりました。

毎月、チューニングモデルは7~10件程度の受注だったので、受注状況が大きく変わるというわけでは無いと考えております。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。