ハイブリッドIEMが完成しました。
KL-REF
・3BA-2DD Hybrid IEM
中高域を担当する3つのBAドライバと、低域を担当する2つのダイナミックドライバを搭載しています。
低域をコントロールするボリュームもオプションとして用意しました。
また、ダイナミックドライバを水平に対向させて配置し、そのためのハウジングを3Dプリンタで出力しています。ハウジングはTRIOで筐体設計をしてもらった「Mr.X」にお願いしました。
モデル名『KL-REF』の由来ですが、REFはReferenceの略です。これはくみたてLabが音作りをする時に、あるいは全モデルのなかでの基準を設けるためのものとして、「Reference」と定義しました。
このIEMを基準に、「より低域の強いモデルがKL-サンカ」など、お客様に製品を紹介する際の説明をしていきたいと思います。
また、低域の量感は特に聴く人によって好みが別れるところです。
製品を使っていく上で、ご自身の「Reference」を設定できるように、低域の調節機構を搭載しました。
音の傾向は、低域を絞った状態では高域の繊細な質感が目立つ音になっています。低域を最大にした状態では、ダイナミックドライバのもつ量感ある低域が主張しながらも、全体としては音場が広く中~高域の質感を失わないようなバランスに設定しています。「低域が強い=ハイブリッド」という図式には収まらない仕様に今回もなっております。
低域調整のオプションを排したモデルでは、低域、中域、高域が適切にモニターできるバランスに整えています。
価格は、低域調整オプションなしが¥109800(税込). 低域調整オプション付が¥125000(税込)です。
5月16日から受注開始です。(web直販・みなと補聴器様店頭のみ)
試聴機の展示を、5/16、5/17のヘッドホン祭にて行いますので、ぜひ試聴にお越しください!