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2013年4月29日月曜日

UE3兄弟レビュー。

気付いたらUltimate EarsのIEMが3つ揃ってたので、レビューします。



といっても、正規品はUE18proだけですがw

①UE7pro-プロト


詳しい製作記は以下をご覧ください。


音の傾向:低域~中域厚め。ただ、高域のキラキラ感はそれなりにある。

音場:UEのIEMでは珍しく?音場はせまめ。nTaQさん曰く、こういうCIEMは珍しい、との事。

ドラムやベースはもちろん、ボーカルも非常に近く聞こえるので、
ステージモニターとしては使いやすいのかもしれない。
反面、リスニング用途として使う場合、よほど低域が強いIEMが
好きな人以外は満足しないと思います。ウォーム系が好きで
ボーカルとの距離は近めが好き、という方には許容範囲か?
2015をCIに変えるとまた別の印象になりそう。
まぁ、これが正規品と同等かどうかは分かりませんので、参考程度にw


10k付近の盛り上がりは中々。2k付近の盛り上がりがウォーム系の傾向に?

②UE10pro


今年一発目のネタとして作った、UE10proのリバイバル。


色んなケーブルを抜き差ししたり、ハードに使いまわしていたら
コネクタが少し内部に落ち込んでしまいました。
そこで、分解してリシェルをすることに。


在りし日のUE10pro. 粉々になってしまいましたw
慢性的なCI不足と2389不足なので、新しく作り直すよりもドライバ再利用しました。


MMCXはaitendoメスではなく、オヤイデ・メスを使いました。
耐久度は上がったかな?
また、今回はUEやJH、UMなどを真似て、高域側の音導出口を広げてます。


コーティングサイドに堕ちたので、ツルッツル。
CIの型番もバッチリ確認できます。また、エアブラシを使ったので
フェイスプレートのグラデーションも綺麗に出来ました。

音の傾向:バランスの取れた、フラット~やや低域寄りなIEM。ただ、高域のキラキラ感は
随一で、低域の量感を感じさせないほど。自分のリファレンス機になってます。
オフ会でオリジナルをお貸しいただいたみっきーさんに音をチェックしてもらいましたが、
OKをいただきましたw

音場:広め。TF10proよりやや狭いか。ただ、高域の煌びやかさが
解像度高めの印象を与えるのか、非常にすっきりとした音を鳴らします。

うーん、ディスコンなのが惜しい。
ただ、コイツは夏コミ本の中心的話題になりますので、お楽しみに。


びっくりするほどのマッチングの良さw 10k付近は
カプラによって変わるんでなんとも。

③UE18pro


はじめてのメーカー製IEM. これまではUMのリシェル物しか持ってませんでした。


在りし日の、というか他人の耳型のUE18pro. 中古とはいえ60k近くした物を
バリバリ行くのは勇気がいりますが、早く音を聴いてみたいので、えいやっ。
UE18proを分解するブログはあんまないでしょうね。


しかし、シェルが硬い硬い。耐久性はありそう。
しかも、基盤に樹脂がべったりです。これでは回路の解析ができない。。。


なんと、チップインダクタ(コイル)らしきものが使われてます。他に採用しているIEMって
あるのかな?Westone3にも計測できない素子があったんですが、あれもコイルかなぁ。
ノイズの面で不利、といわれてたチップコイルが採用されてたのは少々驚きです。
あとチップ抵抗がありましたが、こちらのブログから伺える抵抗値とは
違うものでした。やはりUEはロットによってちょこちょこ手直しをしているようです。


ウーファーと思われるベント付き3300とTWFKは同じシリコンカバーに
収められてます。ベントつき3300にはUE11proと銘打たれており、
おそらくUE11proと同一の物なのでしょう。
2389ことUE-highは直列で使われてます。歪み改善を狙ってるんでしょうか。


ところで、UE18proのTWFKは60232となっていて特注ナンバーですが、
これはUE700rと同じです。つまり、回路の解析さえできればジャンクから作れる?


3300のスパウトには、もの凄く内径がちいさいチューブが挟まってます。
これは物理的にハイカットしようという試みでしょうね。
コイルを使ったネットワークといい、あの手この手でハイカット(ローパス)を
しようと言う事でしょう。使われてるフィルタはグレーの330Ωで、
ホワイトの680Ωの約半分。ぱっと見、色の区別がつきませんがw


せっかくなので、コイツを再利用します。こういうメタルパーツがあると
手作り感が一気になくなりますね。製品としての完成度を上げてくれます。
ちなみに、これの片いっぽをどっかに落としてしまい、部屋中を
捜索するという事案が発生。結局椅子の肘掛のあたりに挟まってましたが、
ゴミ箱のなかのごみをひとつひとつ精査するなど大騒ぎでした。

音の傾向:中~低域寄りのすっきりとした音。高域のキラキラ感はほどほど。
聞き疲れはしないだろうなぁという音。低域はベント付き3300が一身で担当しているが
かなりの量。しかし、ファットというよりは引き締まった低域です。結構好み。

音場:UE18proで素晴らしいと思ったのがこの音場表現。とにかく広く、
これが解像度が高いという印象に繋がっている。低域の扱いが、音場に
関係するんじゃないか、と思います。


リシェルした後で、高域のマッチングは改善しました。
チューブの長さや拡張ポートも厳密に長さをあわせた効果でしょうか。



UE3兄弟は、これからも仲良し。

2013年4月19日金曜日

UE18pro 外観

初めてのメーカー製カスタムIEM。それもUEのフラッグシップ機、UE18proです。


ただし、他人の耳型に合った物ですw ヤフオクにて入手したものでした。


最近、青色シェルばっかりだったので、いろんな色でつくってみました。
染色法ではなく、369樹脂に染料をまぜました。
微妙な緑色のシェルに後日リシェルしたいと思います。

さて、殻割りする前に色々見てみましょう。


ヘアラインのフェイスプレートの上に、鏡面のUEロゴ。この組み合わせで
作る人は多いのでは?カッコいいですもんね。
ただ、フェイスプレート上の樹脂コーティングが不十分だったのか、境目から
剥がれてきてます。やはり、異素材間というのはきちんと処理しないと、
こういう結果になってしまいます。難しい。


これも殻割りしてドライバを取り出したときにまた確認しますが、
ドライバの構成は2389*2、3300、TWFK と思われます。
3300にはベントがついていて、これはTF10proと同じです。
この3300は33A007i/9ではないか?特注というより3300ラインナップにある
BA機のようです。ラベルを変えただけなのかな?
ちなみに、UE900のウーファーも3300系なのですが、こちらは33A007i/8っぽいです。
筐体側面に大き目の穴が開いているので、皆さんも実機を確認してみてください。


TWFKにはコンデンサ直付け。この実装はUE700と同じなので、
ドライバは共通っぽいですね。ということは、TF10proを2つ、UE700を一つ用意すれば
UE18proが再現可能?
TWFKの音導は、ウーファーを担当していると思われる3300と
一緒にされて、しかもシェル後方に配置されてます。
これがどんな意味があるのか・・・ばらして色々実験してみる必要があるでしょう。


ネットワークは割りと複雑め?コネクタ部は飛び出すタイプ。
UEならではの造型。

さて、詳しい音のレビューはリシェルしてからにします。周波数特性は以下のとおり。


6k付近の落ち込みが気になりますが、10k以降はいい感じに盛られてます。
特に10kの山をどのように作るか、という事のヒントを探りたいですね。

分解編も乞うご期待w

2013年2月9日土曜日

くりぬきシェルの本気とポタ研参加

またもや気の利いたタイトルが思いつきませんでしたw

デブコンETの硬化剤が黄変してきたので、早く使いきろうと思って
なんとなくシリコン型にデブコンを流し込みました。


緑色に見えますが、これは硬化剤の黄変の影響です。完全硬化したら
だいぶ黄色味が薄れました。デブコンは透明度がとても高いです。
普段はフェイスプレートなどを作ってるんですが、今回はシェルも
デブコンで作ってみます。


当然、中が詰まってますから、気合でくり抜きますw
片方45分くらいですが、慣れないともっと時間は掛かります。


中身はWestone3×6を模して、3300+DTECの低域、TWFKという
6ドライバ構成にします。何気に、このブログでDTEC初登場だったり。

ところが困ったことが起きました。DTECとグループバイで購入した33A007ですが、
スパウト(BAドライバの音導孔)がドライバ中央にあります。
33A007とDTECを束ねると一つの音導チューブにおさまりません。
新調したシェルは、第2カーブ以降もかなり残したので、
ポートを3つ空ける余裕がありません。どうしたものか・・・


そこで、しかたなくイラックスチューブを使います。これは内径が1.2mmで
外径も2.0のやつかな?この2本を、ドリルで開けた1本の音導孔に詰めます。
隙間はUVレジンで埋めます。


さて、くり抜きシェルは、そのままだとリューターの切削痕で無骨なイメージの
シェルになります。まぁ手作り感があって味といえば味ですが・・・
そこで、内側にUVレジンを垂らし、切削痕を埋めて表面を整えてやります。
フェイスプレートもデブコンET。


カットして、貼り付け。この時点でこの透明度。
リューターで角を落として、磨いていきます。
デブコンシェルですが、磨いていると硬化不良と思われるスポットが出てきます。
極薄いスポットなので、ペーパー掛けでとれるのですが、
1200番くらいまで磨いたところでようやく判明、ということも多々あります。
その度に#400からやり直し。もう二度とデブコンで作らんw


磨き終わり。すっげえ透明度。満足満足。


イラックスの音導孔はこんな感じに仕上がりました。ちょっと面白い形。
で、イラックスにフィルタは詰められないので、コイツを掘り返して
フィルタを詰める必要があります。だけど汚らしくなりそうなので辞めときます。
音は・・・二の次ですw

さて、明日、というか今日の午後くらいにポタ研にお邪魔します。
持ってくIEMはこいつらだ!

UE10pro-K

1964-V3 Clone

 Westone3*6 Clone

 TF10pro-improved


こいつらをこれ見よがしに首からぶら下げてたら僕ですw
試聴も可能なので見かけたらお声掛けください。




よろしくどうぞ!