2013年4月19日金曜日

UE18pro 外観

初めてのメーカー製カスタムIEM。それもUEのフラッグシップ機、UE18proです。


ただし、他人の耳型に合った物ですw ヤフオクにて入手したものでした。


最近、青色シェルばっかりだったので、いろんな色でつくってみました。
染色法ではなく、369樹脂に染料をまぜました。
微妙な緑色のシェルに後日リシェルしたいと思います。

さて、殻割りする前に色々見てみましょう。


ヘアラインのフェイスプレートの上に、鏡面のUEロゴ。この組み合わせで
作る人は多いのでは?カッコいいですもんね。
ただ、フェイスプレート上の樹脂コーティングが不十分だったのか、境目から
剥がれてきてます。やはり、異素材間というのはきちんと処理しないと、
こういう結果になってしまいます。難しい。


これも殻割りしてドライバを取り出したときにまた確認しますが、
ドライバの構成は2389*2、3300、TWFK と思われます。
3300にはベントがついていて、これはTF10proと同じです。
この3300は33A007i/9ではないか?特注というより3300ラインナップにある
BA機のようです。ラベルを変えただけなのかな?
ちなみに、UE900のウーファーも3300系なのですが、こちらは33A007i/8っぽいです。
筐体側面に大き目の穴が開いているので、皆さんも実機を確認してみてください。


TWFKにはコンデンサ直付け。この実装はUE700と同じなので、
ドライバは共通っぽいですね。ということは、TF10proを2つ、UE700を一つ用意すれば
UE18proが再現可能?
TWFKの音導は、ウーファーを担当していると思われる3300と
一緒にされて、しかもシェル後方に配置されてます。
これがどんな意味があるのか・・・ばらして色々実験してみる必要があるでしょう。


ネットワークは割りと複雑め?コネクタ部は飛び出すタイプ。
UEならではの造型。

さて、詳しい音のレビューはリシェルしてからにします。周波数特性は以下のとおり。


6k付近の落ち込みが気になりますが、10k以降はいい感じに盛られてます。
特に10kの山をどのように作るか、という事のヒントを探りたいですね。

分解編も乞うご期待w