ずっとネットワークで迷ってた Sonion2389*2 + CI22955 を完成させました。
結局CIに10Ωの抵抗を挟み、ハイパスは4.7と2.2uFで造りました。
このCI + 2389という構成はUERMと同じドライバ構成みたいです。
average_joe氏の画像から推測したんで、確実ではないですが。
友人に作ったIEMが意外にもカッコよかったのでw、自分も同じフェイスプレートで
作りました。透明プラ板の裏からシルバーを吹いているのですが、第一層の
シャインシルバーの量によって輝度を調節します。今回はあんまりキラキラさせず
右の写真くらいの輝度で作ってみました。青みが増していますね。
今回はコンデンサにMouserから取り寄せた酸化ニオブコンを使ってみました。
左が4.7uF、右が2.2uFです。しかし小さい・・・。
ネットワーク回路は、1.27ピッチの基板に組んでいきます。
べつに2.54mmピッチでも良いんですが、ギュっと詰まってたほうが好きです。
当たり前なんでしょうが、小さいパーツから半田付けしていった方が楽ですね。
Rchは4.7uFから半田付けしちゃったんで、2.2uFを半田付けするのに
30分くらいかかっちゃいました。Lchは5分くらいで完成したのに・・・w
配置を考える作業が結構たのしいw磨きの次くらいに好きな作業です。
一番嫌いな作業はケーブルの被覆を剥く作業です・・・。
大まかに切ったあと、接着剤でシェルと接着。
あとはリューターで地道に削っていきます。完成品の姿が想像できないくらい、
製作途中では「あれ?」ってな雰囲気なんですよ。上手く説明できませんが。
磨くと独特の風合いが出るんですよね。ガラスみたい。
あと今回はシェル内にUVレジンを垂らして、UMみたいに耳道を埋めてみました。
周波数特性。Lchの低域が荒ぶってますが、これはカプラ密閉が甘いからでしょう。
UERMのコピーなんて言ってますが、たぶんネットワークは大きく違います。
UERMのネットワークには28Ωのチップ抵抗が見えますが、これがCIの能率あわせに
使われているのか、コンデンサと合わせてローパスフィルタを設定しているのかが
分かりません。もしUERMの音場が広めなら、TF10proのようにローパスが
設定されていると考えられます。
音の傾向は、音場普通、低音抑え目(低音厨の僕からしたら)の中高域よりのIEMです。
とりあえずオフ会に持っていくネタが一つ増えましたw