2012年8月16日木曜日

ハイブリットIEM作例・組立編

写真の並べ方が上手くいかないので2部、いや3部構成になると思いますw

耳道が狭い人のIEMは、耳道第1カーブ辺りで切ってIEMを作ってしまうらしいです。
でもそれだとユニバーサルとあんまり大差ない感じになってしまうかなと思って、なんとか
第2カーブ以降を残して造りたいところです。耳に深く刺さってる感がカスタムIEMの
醍醐味ですからねw.

元の線材を取り去って、新たに線材を半田付けします。今回使用したのはモガミの2706です。
たぶんカナルワークスさんも2706を使ってるんじゃないでしょうか。モガミが作ってるので
線材としては信頼性バツグンですからね。
使用したのは白フィルタ。ダイナミックには赤フィルタを使います。
ダイナミックドライバと音導チューブを両面テープで接着するので、プラパイプを使って
両面テープの貼りしろを確保します。
ダイナミックドライバは、中心の穴以外は塞がれた状態で筐体に収まってるんで、それを参考に
両面テープで貼り付けます。 

両面テープだけだと強度を確保できないんで、熱収縮チューブをかぶせて密閉します。
線材は同じくモガミ2706。
さて懸案のシェルですが、まずコネクタ用の穴を空けます。これは忘れがちなので注意。
その次に、2.0mmのピンバイスで音導孔をふたつ開けます。
 2.0mm二つでもこれくらいギリギリです。普段は音導チューブをここから通すのですが、
今回はそれが出来ません。
そこで、音導孔に2.0mmのプラ棒を通して、そのプラ棒に音導チューブを接続します。
 プラ棒を引っ張ることで、ドライバを正しい位置にセッティングします。
 そのままだと固定できないので、内部にUVレジンを流し込んで固定します。
硬化には紫外線を当てるので、シェルが再び黄変してます。
UVレジンが硬化後に、力づくでプラ棒を引き抜きます。
運が悪いとブチっとプラ棒がちぎれます。そうしたらもう一回シェルから作り直しです・・・。
日ごろの行いが試されるときですね。僕はあんまり行いがよくないようですw

さて写真の数が増えたので完成編は次に回します。