2012年8月15日水曜日

ハイブリットIEM作例・分解編

スレでハイブリットIEMの話題が挙がってたんで作業工程を乗せます。
初代スレでもちょこちょこ質問を受けてましたね・・・。


実は、これは自分用ではなく父の日用に作った父親向けIEMですw
他人用のIEMとしては2作目だったりするんですが。
遺伝なのか耳道の形が似ていますが、こちらの方がより細くなっています。



中に埋め込むドライバは、Shureから流用します。左がE4C、右がSE115。
どちらも名機ですね。SE115はShureとしてはめずらしく元気な低音です。
いずれもジャンクをオクから購入。




E4Cからばらしていきます。フィルターが交換式になっているので、ある程度は
綺麗にばらせます。


対して、SE115は壊すつもりでバリバリやらないと、ダイナミックドライバを取り出せません。

 取り出したE4CのBAドライバ。Knowless製です。レザー刻印で6805とあります。
おそらくED26805と同じものと思われますが、定かではありません。
半田パッド側にベントが設けられています。低音量が増えるんだとか。

SE115のダイナミックドライバ。サイズは7mm位だと思います。

あとはこいつらを結線して、シェルの中に入れるだけなんですが、前述したように
耳道が狭い人のIEMなので、音導チューブを通すのがとても難しい。
次の記事で今回採用した方法を紹介します。