2016年3月13日日曜日

くみたてLab、2016年4月からの価格改定につきまして。

【支えてくださったお客様への感謝とお礼】

自作スレでの試行錯誤から始まり、リシェルサービスからスタートした『くみたてLab』。
カスタムIEMに興味津々の自作er、カスタムIEMマニアに注目いただいてBlogが盛り上がり、
また営業を開始してからはカスタムIEMファンや、ポータブルオーディオファンのお客様に
オーダーという形で応援していただきました。皆様本当にありがとうございます。


3年前と今。


最初ひとりで始めたこの仕事も、うましくんこと山崎君が1期目の秋から加わり、
TRIOやREFの筐体設計をしてくれたMr.Xくんとの出会い、また二人目の社員○○くん
(本人の希望で伏字)が2期目の11月から加わり、3期目の3月からパートタイムで入ってくれた方、
仕事を続ける中でたくさんの仲間が集まってくれました。

くみたてLab、2016年より4期目がスタートします。勢いのある業界で、
埋もれないようにとなんとかやりくりしてここまでこれました。
前に進めたのも、IEMファン、お客様、二人の社員、その他たくさんの方々に
支えていただいたからです。
一人だったら、リシェルサービスがパンクした際に全てをなげうって辞めていたと思います。
皆様、本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。

【2016年4月から課税事業者へ】 

くみたてLabは、4期目の2016年4月から『消費税課税事業者』になります。
すなわち、全ての製品・サービスに消費税(8%)が課税されます。

消費税の課税は、法人ですとその売上によって課税が発生します。具体的には、
『売上1000万円を超えた期の翌々期』から、お客様より消費税を仮受けし、
期末に精算して納めなくてはいけません。

くみたてLabはおかげさまで2期目の売上が1000万円を超え、2期目の翌々期、
つまり4期目から消費税の納税義務が発生します。4期目からは税込価格での
ご案内となりますが、何卒ご了承願います。


【4月より価格改定いたします】

為替の影響による原材料費の高騰を受け、大変心苦しいのですが製品の本体価格を
改定させていただきます。お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

今後もサービスの向上、より一層の品質の向上に努めてまいります。更なる製品クオリティの追求はもちろん、
視聴機貸し出しサービスや、予約制の試聴サービスの開始を含め、試聴環境を整えることで
くみたてLabの製品をより身近に感じていただけるよう努めてまいります。
また、ブログの更新を充実させることで、カスタムIEMという製品にもっと興味を
持っていただけるよう一層努力してまいります。

弊社オリジナルの製品に関しまして、以下のとおり価格を改定させていただきます。
なお、フェイスプレートオプション等のオプション価格に変更はありません。

【4期目から目指すもの】 

カスタムIEMは、決して安い製品ではありません。特に、昨今の製品の高価格路線へのシフトに、
お客様としては疑問を持たれる方が少なく無いと思います。

製品は全てが1点ものの手作りです。どうしても製作には時間がかかり、それがコストとして
跳ね返ってくるというのが、厳然たる事実として横たわっています。

高いお金を出していただき、製品の完成までには長い時間をお待ちいただいております。
お客様にお応えするには、品質を最高まで極めること、他の製品にはない独自の機能を組み込むこと、
カスタムIEMを持つという所有感やワクワク感を演出することなど、
メーカーとして出来ることを最大限行うしかないと思います。

メーカーとして3年間を経験したことで、私たちには様々な蓄積ができました。
製品のデザイン、品質管理、製造にあたっての特別な技術は私に蓄積し、
音響設計や聴覚、スタジオやステージで何が求められるかという知識の蓄積は山崎君に、
ケーブルの製作やWebの運営管理の技術と経験は社員2号くんに蓄積しました。

4期目からも、各人の持てるものを最大限に発揮して、より一層ユニークな製品を発表していくことをお約束いたします。

3年前、くみたてLabを起業する際、起業のことを「勝負手」と表現しました。
勝負手とは、「勝敗不明の混沌とした局面に導く手」という意味なのですが、
3年前とは比べ物にならないくらい、大小さまざまなメーカーが市場に参加してきています。
まだまだ混沌とした局面は続きそうです。

草をはやしたのは照れ隠し。
ただ確実にいえることは、3年前の今より、状況は好転しているということです。
お客様に恵まれ、仲間が集まり、自分たちのやりたいことが少しずつ出来てきたということ。

皆様に感謝しながら、これからも少しずつ前進していきます。

最後に重ねて、今まで支えていただいた皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
これからも精進してまいりますので、よろしくお願いいたします!