にわかにご注文とお問い合わせを受けるようになった
『問屋DD-KAI』。IE800とともにダイナミックドライバ派の
方の注目を集めているようです。
今回はこのセルフレビュー的なものを。
そもそも、問屋DDってなんなのって話ですが、
上海問屋で買える、Dドライバを2機つんだイヤホンのことです。
あるいは、
『 Brainwavz R1 』
という機種も明らかに問屋DDと同型なのでw、
こちらからも作成可能です。
ご注文の際は、いずれかの機種をインプレッションと同梱して
弊社に送ってください。
問屋DDに至っては、なんと¥1499!
しかもセールで¥1000きってるんですね・・・
とにかく安い上にDドライバを2機積んでるのでなんとも満足感の高い機種。
ただ、装着感がわるいので、きちんと装着したときの音を知りたいものですね。
しかしこいつを殻割りすると、他のD型と同じく
高域の待ったく出ない機種になってしまいます。
ここは、BAドライバの出番でしょう。
追加するのは高域に1機、中域に1機。
ダイナミックはあくまで最低域~低域を鳴らすウーファー的なものと
割り切って使ってます。
周波数特性はこちら。6kHzのピークは
カプラが原因なので、本来はそこにピークは出ません。(後日差し替えます。)
問屋DDですが、意外とマッチングもよかったりw
200Hz以下の音圧はいかにもダイナミックって感じです。
ハイブリッド機というと、とにかくダイナミックの
存在感がつよくて、中高域までダイナミックの音でマスクされる
機種が結構多いイメージです。
この機種は、そういうハイブリッドの音にだけはしないように設計してみました。
ベントホールはMMCXの横に設けてあり、
フェイスプレートのデザインを邪魔しないように配慮しました。
音導管は4つ。せっかくなので、2つのダイナミックはそれぞれ独立の音導にしてあります。
ポタ研でも「これくらいの低域の暴れ具合だったら全然あり」
「むしろバランスとれてるんじゃないか」という意見をいただきました。
会場は結構ラウドな環境でしたから、外で使う分には良好なのでしょうね。
価格は¥54800. お得ですよw
ダイナミックは知見を溜めている最中なので、
これをもとにどんどん発展させていきます!