nTaQさんIEMズ到着の翌日に、
『impracticable theory 机上の空論』のみっきーさんにお借りしたIEMも到着。
お借りしたのは以下のIEM。
・Ultimate Ears : UE10pro
・Heir Audio : Heir 8.A (1964Earsリシェル)
・SensaPhonics : Prophonic 2XS (須山リシェル)
・FitEar : 萌音(Monet)
もともとはディスコンになったUE10pro復活企画のために
UE10pro実機をお貸しいただくつもりだったんですが、
そのほかにも3つお貸しくださいました。なんとあの萌音まで・・・!
各IEMの詳しい音質はオーナー様のブログを(ry
・UE10pro
僕が高級IEMに手を出すきっかけとなったのは、ユニバーサルの
UE10proを購入したことでした。程なくしてカスタムIEMの存在を
知るのですが、3万以上出してイヤホンを買った僕ですら
10万近くするイヤホンがあるというのは信じられませんでした。
購入はあきらめて、UMにユニバの10proをリシェルに出すんですが、
まさかこんな形でカスタムUE10proに出会うことになるとは・・・。
みっきーさん、本当にありがとうございました。
カスタムUE10proは、ウーファーがCI22955*2なんですね・・・。
ツイーターはおなじみUE-highこと2389?これまた今度実験で検証してみます。
このUE10proは8年戦士らしく、シェルも黄変してきています。
ただ、それでも十分綺麗です。クリスタルレジンとは
比べ物にならないくらい、黄変の度合いも小さいです。
ネットワークもバッチリ把握しましたw これもネットで必死に探せば
情報が出てくると思います。どうしても知りたい方はメールで(ry
・Heir Audio 8.A
これはHeir Audioの8.Aなんですが、シェルの修理を1964Earsに
依頼したそうです。1964Earsのシェルは本当に綺麗ですね。
キズ一つありません。これはおそらくコーティングしてると思われます。
そして、カナル部分がソフトな素材で出来ています。境目も綺麗で、
まるで同一の素材で出来てるよう。造形力はんぱない・・・。
男らしくネットワーク丸出しですがw、実はこの裏にチップ抵抗が隠れてます。
高域はTWFK*3で、2機のTWFKが中域、1機が高域だと思われます。
型番に注目。これはKnowlesのページに記載のない型番なので、
特注と思われます。FKにベントがあるのでTWFKであることは確かだと思うのですが。
しかし型番もスクラッチしない潔さ!w
・Prophonic 2XS
もともとはシリコンシェルだったらしいのですが、断線修理のため
須山さんでハードシェルに変えたそうです。低域はBK、型番からして特注?
ツイーターはEDかと思いますが、これも特注の可能性がありますね。
ネットワークは、EDにコンデンサを挟んだだけのシンプルなものでした。
ヘッドホン祭りにて、「音場の広さなんてこんなもんだよ!」と
この手の形を、鼻の前に縦にかざして表現してくれた方がいたんですが、
言い当て妙。音場を手の仕草で表すという新しい表現・・・。
能率も高く、ステージユーズを前提に設計してるようですね。
・FitEar 萌音(Monet)
左が萌音のシェル、右が2XSのシェル。素人が言うのもおこがましいですがw、
シェルの出来栄えが格段にレベルアップしてます。
BAドライバは樹脂の中にドボン。この造型をする勇気は僕にはありませんw
とにかく機械的強度を、という思想が伺えます。さすが業務用IEMメーカーですね。
ドライバはCI*2、ED、2389てところでしょうか。2389はなんとフィルタレスで
使われています。EDには赤フィルタが挟まってたので、EDを中域にということみたい。
CIには黄色フィルタ。
台湾の学生の方がメールをくれたのですが、その方が同じ様な
組み合わせで作ろうとしてましたw 彼は2389ではなくWBFKを使うそうですが。
萌音なんですが、いろいろアホな妄想が膨らんでます。それが形になったときに
詳しくやろうと思います。
さて、皆様のご好意で実現したIEMお泊り会。本日返送ということになりました。
お貸しいただいたオーナー様、本当に有難うございました。
何らかの形でお返しを、と思っておりますので今後ともよろしくお願いします。
次は周波数特性を上げていこうと思います。