2017年5月12日金曜日

くみたてLab、試聴機貸出サービスを開始します!

大変お待たせをしました!皆さんからご要望の多かった『試聴機貸出サービス』を
本日5/12より開始いたします。

ご注文いただいたお客様に試聴機をお届けする『試聴機プレデリバリー』サービスとは違い、
ご購入を検討いただいているお客様に試聴機を貸し出しするサービスです。

試聴機貸出サービス申込はこちら! 

ご遠方にお住まいでなかなかイベントや試聴会、フジヤさんなどの店舗にお越しいただけない皆様、
ぜひぜひご利用ください。

試聴機貸出サービスですが、ご了承いただきたい点が何点かございますm(_ _)m


試聴機の数は限りがあります。

試聴機の数に限りがありますので、ひとまず在庫制とさせていただきました。 
ご希望の試聴機が貸出中の場合、大変申し訳ございませんが今しばらくおまちください。
また、おひとりあたり1機種のみの貸し出しとさせていただきます。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

貸出期間は1週間です。

より多くの方に試聴機をご利用いただけますよう、貸出期間は1週間とさせていただきます。
お手元に届いてから一週間たちましたら、弊社へ返却をおねがいします。

貸出にはデポジット金と身分証明書が必要です。

貸出の際、デポジット(保証金)として¥10,000をいただきます。何卒ご了承ください。
デポジット金は、試聴機をご返却いただいたのち、往復送料と振込手数料を除いた額を返金いたします。

また、大変恐縮ですが身分証明書の画像コピーを申し込みの際に弊社へ送信ください。
身分証明書は以下のものが有効です。

・運転免許証 (有効期限内で、都道府県公安委員会が発行のもの。住所変更がある場合両面)
・顔写真付き住基カード (有効期限内で、都道府県公安委員会が発行のもの。住所変更がある場合両面)
・健康保険証+公共料金請求書等公的に現住所が証明できるもの。(有効期限内で、請求書は発行から3ヶ月以内のもの)
・パスポート+公共料金請求書等公的に現住所が証明できるもの。(有効期限内で、請求書は発行から3ヶ月以内のもの)

学生さんは運転免許証か健康保険証+住所証明できる書類が適当かと思います!
住所証明できる書類は電気料金や水道料金の請求書など、あるいはアマゾンの届け先ラベルなどが使えます。

なお、恐れ入りますが試聴機の往復送料とご返金の際の振込手数料はご負担ください。
ご負担いただきました費用の相当額を、ご注文時にお使いいただけるクーポンとしてお付けします。

発送はヤマト運輸で行います。
弊社の口座は三井住友銀行です。振込手数料は三井住友宛てで¥216、他行宛てで¥540となります。



なにぶん初めてのサービスですので、お客様にご協力いただく部分も多いのですが、
何卒よろしくお願いいたします!




2017年5月5日金曜日

新機種紹介その1『KL-CORONA』 ~再び3ドライバの頂点をめざして~

4/28より新発売しました3機種『KL-CORONA』、『KL-METEO』、『KL-SIRIUS』。

本日は3Way-3Driversの『KL-CORONA』の詳細をご紹介します!

■『KL-CORONA』の音作り。フラットな音色に、少しの低域をプラス。


KL-CORONAには、BAドライバの持つフラットな中低域表現に、ネットワークの工夫によりBAドライバが苦手な100Hz以下の低域をプラス。
心地よい量感を持った低域と、それに邪魔されないボーカルの繊細さにこだわったチューニングになっています。
BAドライバの苦手な100Hz以下の低域を確保するために、中低域のBAドライバを2Wayとして使用しています。

ただし、持ち上げたのはボーカルが含まれる帯域の直前です。
いわゆる「ボーカルをマスクするもやっとした低域」にしたくなかったため、
どの付近に低域のピークを持ってくるかは、かなり慎重に設計しました。

全体としては、弱ドンシャリ気味の塩梅ですが、聴き疲れのしないバランスに仕上がりました。

■3ドライバの魅力は、音作りの自由さにある!


6ドライバIEMが多ドライバと言われていたのも今や昔、ちかごろでは10ドライバ、
12ドライバは当たり前、ついには20ドライバに届きそうな勢いですね。

そんな中、3ドライバを作る意味ってなんなんでしょう?
一言でいうと、『音作りの自由が詰まっている』ことにあるでしょう。

『ドライバの数え方 ~そのIEMって何ドライバなの?~』でもちらっと写ってますが、
一口にBAドライバといっても様々な種類があります。

高域用に使うBAドライバだけでも7種類ほど、中低域に使うBAは10種類ほど、主要メーカーのBAでパッと思いつきます。

本来なら、これらのBAドライバを組み合わせると様々な構成のIEMができそうです。
しかし、たくさんのBAドライバをシェル内に詰め込むということになると、話は別です。

ユーザーの耳の形がそのまま筐体になる、カスタムIEMといえども筐体の容積には上限があります。
たくさんのBAを詰め込むことを念頭に置くと、おのずと使えるBAは小さいものが理想となります。
実際、最近の多ドライバの機種を見ると、高域に使われているBAは主に2,3種類じゃないでしょうか。

これが3ドライバのみを使うとなると、上記の制約が取り払われます。
ドライバだけでなく、ネットワーク部品を組み込むスペースが確保されるので、
素子にこだわったり、ネットワーク回路を複雑にしたり、ということも可能になります。



その結果、音作りの自由度が格段にあがり、3ドライバIEMが鳴らす音は実に多種多様になる…はずなのですが。

不思議なことに、この3ドライバの機種も構成が似たり寄ったりになってるんですよね(^^;
低域に使われるドライバは大体Knowless の CI22955か、Sonion の 38AM007M/8a が多いですよね。
もちろん、各社とも独自の設計を施したネットワーク回路を搭載しているのですが、
ほとんど手を入れていない帯域があることに気づきました…!
それが、今回の『KL-CORONA』をの中低域を2Wayにした理由です。
低域に使っているドライバも、KL-CORONAはKnowlesのDTEC30008というデュアルドライバを採用しています。

■ 低域~中域の表現を多様にしたい!~低域BAを2Wayにしたワケ~


私が気づいた一つのポイント。それは、低域用BAドライバが主に出力する20Hz~1kHzまでの特性が、
どれも似通っているということ。下の図をご覧ください。
これは、低域用に使われるBAドライバと、ダイナミックドライバの特性の一例を示したものです。




多少の差はあるものの、低域用BAドライバの多くは50Hz~1kHzあたりまでがフラットに出力されています。カーブが一直線になっているのが分かりますね。

これを、音響抵抗と呼ばれる小さな部品でピークを削っていき、特性を変えていくわけですが、
主に削れる帯域は1kHz付近です。


一方、ダイナミックドライバを使った製品はどうかというと、同じ帯域をさまざまなカーブを描いて出力します。
ダイナミックドライバは筐体込みで音作りをするため、上記のような特性から、筐体の設計によって2kHz付近の音圧を上げたりして全体の聞こえを整えていきます。

BAドライバはもともと補聴器用の部品として設計されています。BAドライバのこのようなフラットな出力も、補聴器を使用する方の症状に合わせてチューニングすることを前提に出力されているのではないでしょうか。


ただ、バスドラムや和太鼓など、打楽器の低いところをBAドライバで表現するには、全体の特性をガラッと変えなくてはいけません。

CORONAでは、これをネットワーク回路で行うことで、筐体設計などの開発費をかけることなく、
またBAドライバによる安定した特性を実現しました。

■再び3ドライバの頂点をめざして。中身に騙されないでほしい『KL-CORONA』の魅力。




『KL-CORONA』のもう一つ重要な点。それは、価格を抑えるということ。
昨今、カスタムIEMは20万を超える製品も珍しくなくなりました。
しかし、そういった製品だけでは、なかなか興味のある方々も手を出しづらいのではないでしょうか。

カスタムに興味はあるけど、価格的に手を出しづらい…そういった理由で二の足を踏んでる
方々に、くみたてLabから『KL-CORONA』という製品で一つの答えを出せたら。
しかも、3ドライバといえども、他のメーカーにはない、こだわりぬいた設計・音作りで。

おかげさまで、『KL-サンカ』は同じ3ドライバで皆様から高い評価をいただきました。
そのサンカを土台にして、くみたてLab4年間のノウハウを結集して、新たに最高の3ドライバIEMを
作ってみました。

少しカスタムIEMという製品に詳しい方は、構成をみて「似通った音があるんじゃないか?」
と思われるかと思います。
ただ、私は上記のような工夫から、今までにはない音作りをしてみたつもりです。
試聴会や、試聴機貸出サービスも今後予定していますので、ぜひ音を聞いてみてください!
そのうえで、『KL-CORONA』を愛機に選んでいただけたら幸いです。


2017年5月1日月曜日

5/7(日)、ポタフェス大阪にサンカします!

5/7日曜日、大阪の梅田にありますハービスホールで開催される
ポタフェス大阪にくみたてLabもサンカします!


会場は昨年の7月に行われたポタフェス大阪と同じところです。
くみたてLabのブースですが、小ホールの方、入り口入って左手すぐのところです。


もちろん、先日発売した『KL-CORONA』、『KL-METEO』、『KL-SIRIUS』も持っていきますよ!




先日のヘッドホン祭でもたくさんの方々に試聴いただき、またご好評いただいた3機種。
『試聴機プレデリバリー・サービス』の関係上、在庫制となっている各機種ですが、
おかげさまで在庫がはけてしまいました。

ただ、現在試聴機増産中!生産ラインがパンクしない程度に、試聴機在庫も拡張していきます。


 あれ?ポタフェス大阪でくみたてLabって出てたっけ?って方。
ブランド一覧ですが、ここに書いてあります。


見つけにくかったかもですが、ちゃんと出展しますのでご安心を!

バンザイヒトデくん、ラートという器具で遊ぶ人、ウサギの形に向いたりんご等々いろんな呼び方がある弊社ロゴですが、フェイスプレートに印字される方が多い人気のロゴです。(大体8割程度。


 そんなわけで、関西の皆様、今週末もよろしくお願いします!